Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「馬鹿ムスコ」の本当の罪

首相公邸で忘年会、赤絨毯の階段で記念写真の岸田翔太郎氏(以下、ムスコ)が首相秘書官職を辞することになった。 「こともあろうに首相公邸で」と庶民の憤激を買ったムスコ殿だが、こんなのは取るに足らない小ネタ。だってさ、公邸での飲み食いに招かれたひ…

ルクルーゼは代打?

こういうのを引越しの「事故」に入れていいかどうかわからないが、4年前、アメリカからバングラデシュに引っ越したとき、船便で届いた家財を開梱中、ティーポットを割ってしまった。 夕闇せまる時間帯、作業に疲れて手もとが怪しくなっていたからだろう、ふ…

イヌが運転してました

アメリカ西部といえばどこかのんびりした印象があり、そこでのクルマの風景といえば、古いピックアップトラックが田舎道をぶぼぼぼぼ・・・というのどかなものかもれない。 だがコロラド州に住むその男は違った。制限速48キロのところ、84キロでぶっ飛ば…

誰かがウソをついている?

べつに期待してねーよとか言いながら実はちょっと期待していた。 プライオリティパス(以下、PP)という、世界中の空港のラウンジを利用できる会員サービスがあり、うちはこれに加入したわけじゃないが、今年使い始めたあるクレジットカードの付録として会…

いやその歯じゃねえし

去年の暮れにボルトをぶちこんだインプラント治療。あれから数ヶ月がたちボルトが骨としっかり癒着したところで、ボルトに歯を着せて完成となる。本日うきうき気分で歯医者までクルマを走らせ、とりゃあああと叫びながら診療台に飛び乗った(それはウソやな…

一縷の望み

10日前から始まったペニーさんの減量。獣医さんから言われた適正体重(7kg弱)まで500グラム落とすことが目標。 エサを10%カット、おやつは野菜増量、散歩はできるだけ長く、棒投げガウガウもペニーが飽きるまでたっぷり続けるようにしている。 そ…

そこは軍隊式で

妻はたびたび職場で微妙な気分になることがあるそうな。 彼女は目上のひとたちに丁寧な口をきく。既知の仲でファーストネームを使うよう求められた相手は別として、名前を呼びかけるとき Sir や Ma'am(Madam の略)を生真面目に使う。その習慣は前職の国防…

背徳のドバドバ

パスタを作って食べようとしていたら、「あっ、あれがあった!」と膝を叩いた妻が冷蔵庫から持って来たものがある。トリュフチーズである。 これを買ったのはオランダの風車村。木靴の工房のほかチーズ製造所も人気スポットで、伝統衣装のお姉さんが若いチー…

おっかない酒屋

最初にアメリカで暮らし始めてから15年目だというのに、知らないことがたくさんあって面白い。驚いたことに、アメリカではまだ禁酒法が生きている。さすがに飲酒は禁止されていないものの、あの時代のなごりとして酒の販売が規制されているのだ。 先日のノ…

爆発するから運べない

8月の引越しをひかえて、荷物の整理が始まった。入居する家はけっこう広いうえ、われわれの家財の量は高が知れているから、グワバッと持ち込めば済む話。ではあるのだが、アメリカの引越し業者は仕事が雑で、破損事故が多いため、大切な品々は自前で梱包し…

犬と歩けば〇〇を拾い

去年の秋、敷かれたばかりの芝生に「がんばって冬を越せ!」と激励の念を送ったところ、ちゃんと言うことを聞いて元気に育ってくれていた。 気温22度。清々しい空気を楽しみながら歩いていたら、道端に黒革の財布が落ちていた。うっしっしキャッシュはなん…

パリのタクシーにびっくり

昨春パリを訪ねたとき、タクシー車両の大半は日本車だった。それから1年が経ち、EV旋風が吹き荒れるヨーロッパ(2035年までにエンジン車の新車販売が禁止される)のこと、さすがに様子が変わっているだろうと思っていた。日本メーカーはEV開発で後れを…

それはずるいよ

アメリカ人は仕事や収入が気に入らなければ勤めをプイと辞めて気楽に再就職というイメージがあるが、実態はとんでもなかったりする。「労働者を陥れる罠(わな)」と題するニューヨークタイムズの意見記事には驚かされた。 オハイオ州トレドに住む一児の母で…

テレビ局の「ジャニーズ問題」

日本テレビ「news zero」がジャニーズ問題から逃げて失笑を買った。藤島ジュリー景子社長の動画を受けての報道にあたり、ジャニーズ事務所所属の櫻井翔キャスターが画面に登場しなかったからだ。 「スタッフと話し合った結果、私が話します」と有働キャスタ…

「名もなき兵」の死

前に少し書いたように、ノルマンディー地方の小都市バイユーは、ドイツ占領下のフランスで連合国軍により最初に開放された街だが、幸いにしてこの街が戦禍を被ることはなく、古くからの佇まいがよく残されている。 ぶらぶら歩きに適したサイズで、ゆっくり散…

1000万円かかってそう

ルアーブルからくっそ疲れるレンタカーで西に進むこと1時間半でバイユーに着いた。 バイユーは人口1万2000ほどの小さな街ながら、ノルマンディー上陸作戦により最初にドイツから解放された土地として歴史にその名をとどめており、街はずれには上陸作戦…

1号、ペニーに謝罪

日が暮れてから事故現場を通りかかったら、この騒ぎ。 車両5台、作業員10名ほどが来て作業中。街路灯以外には壊れたものが見当たらず、オイルにぶっかけた砂の除去以外にすることが思い当たらないのだが、とにかく大仕掛けなことになっていた。費用はいく…

ペニーとふたりでぺっちゃんこ?

ペニーと一緒にちょくちょく通る交差点がえらいことになっていた。 歩道と車道に土がぶちまけられ、通行止めになっている。最初、ダンプカーが横転でもしたのかと思ったが、どうやらそうではないらしい。 ヒントは倒された街路灯。根元がばっくりと割れてい…

不思議な酒場(世界遺産の街で)

前回は断崖絶壁の村への経由地のように書いた港町ルアーブルに1泊ながら滞在し、風変りな体験をした。写真はこう見えても飲食店。 ざっと20メートル四方の敷地に屋台と遊び道具が置かれている。こんな妙なところを目指して来たわけではなく、最初は人並み…

たのむよ楽天さん

楽天グループ株式会社からメールが来たんだけど、内容がけっこうキツかった。 楽天ペイ(オンライン決済)は、2023年6月1日より、お客様のご利用に関するサービスガイドラインの全体的な見直しを行い、改定させていただきます。改定後の内容につきましては、…

道端のひろいもの

イヌを散歩させながらスマホから片時も目を離さないひとを見かけることが多い。わたしの場合イヌの散歩はレスキューのときに始まったもので、安全管理や一匹一匹のクセの把握のためワンコから片時も目を離さないクセがついてしまった。そのおかげかどうか知…

震えるアパート

帰国から3日目、食料の買い出しにクルマで出かけた。その前の晩、クルマ窃盗事件のことを思い出し、うちのがどうなってるのかまだ確かめていなかったので微妙に体が震えたが、RAV4はちゃんとあった。旅に出る直前に、エレベーター乗り場の真ん前という…

半年使ったシーツを返品できた店

お世話になった店がなくなるのは寂しいものだ。アメリカで寝具・台所用品ほか家庭雑貨の豊富な品揃えで知られる大手チェーン「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」が破産に追い込まれた。全米に360ほどの店舗があり、わたしたちはメリーランドやバージニア…

今夏、旅行禁止令?!

今回のヨーロッパ旅で出入り口をパリとしたのは、ロンドン(ヒースロー空港)やアムステルダム(スキポール空港)の混雑=混乱ぶりがヤヴァイと聞いていたから。それに引き換えシャルルドゴール空港は拍子抜けするほど流れがスムーズで、ずいぶん楽だった。…

それでもひとつよかったこと

ヨーロッパ旅行は予定を2日残して切り上げることになった(妻は仕事から逃れることができず、しょっちゅうパソコンにかじりついては骨の折れる作業をし、間断なく押し寄せるメールに対処するうちストレスが高まったからか偏頭痛の過去最高レベルのやつに見…

パリの「ヒグマ」について

パリの日本人街で夕食をとることになり、たまたま立ち止まったところにあったメニューボードの味噌ラーメンの写真に惹かれて「ひぐま」に入店したが、結果は残念なことになった。 餃子はここが悪いというほどの欠点がない代わり、見かけも食感もいまひとつ。…

フランスいきあたりばったり紀行

クルマを借りたのはノルマンディー西部の史跡を訪ねるためだったが、そこまでの移動を行き当たりばったりで楽しむのにクルマ移動は最適。なるべく高速道路を使わず、田舎道をのんびり走っていると、そこここに出会いが待ち伏せている。 村はずれの農道に入り…

クルマ予約した?ありませんけど?

今回の旅は、ノルマンディー地方の中心都市ルーアンを起点に、西へ足を伸ばす予定でいた。西にはどうしても訪ねたい史跡があるからだ。 ノルマンディーの旅に欠かせないレンタカーを借りに行ったのはシクスト SIXT という会社。他社より安いことがメリットで…

オランダの一番美しい日

アムステルダムから電車で12分行ったところにハールレムという街がある。ハールレムと聞いておや?と思ったあなたは鋭い。ニューヨークのハーレム地区の名の由来になった街だ。マンハッタン島に最初に入植したヨーロッパ人はオランダ人で(もちろん先住民…

生きるか死ぬかのオランダ

アムステルダムから1時間半ほど走ると、低湿地帯の一角にヒートホルンという村がある。網の目のように張り巡らされた運河沿いに茅葺屋根の農家が建ち並ぶ風景は「オランダのベニス」とも称されるそうだが、欲望とゼニにまみれてぎっとぎとの輝きを放つベニ…