2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
旅行中の危機としては最大級てかメガトンパンチ級のやつに見舞われたが、まるで奇跡のような展開の末、ノーダメージで終わった話。 その日わたしたちはベルギーのアントワープを列車で発ち、ブリュッセルで高速鉄道に乗り替えてパリへ、パリからローカル線で…
これまでいろんなところを旅してて、今回ほど土壇場に追い詰められたことはなかった。ほんとに危なかった(暴力関係ではなく)。なんとか切り抜けはしたんだが、すっごいストレスのうえ昼飯抜きでフラフラ、体力気力ともに尽きかけた状態でホテルに着き、な…
パリ → ブリュッセル → アムステルダムと流れきて、この街での最大の目的は田舎歩きだった。これまでアムステルダム以外ではライデンやデルフトなど都市は歩いてきたが、オランダの真骨頂である「美しい村」の体験はまだだった。 朝一番、駅前からツアーバス…
異世界もしくは100年前へのタイムスリップのような体験だった。 パリの宿が狭さを逆手にとる演出だったとすれば、こっちはボロさを逆手にとる宿?と思ったのはアムステルダムのクラフトマンホテル Hotel The Craftsmen のこと。 気でも触れたのかと思うほ…
ブリュッセルで究極の野暮用を済ませたあと、妻は去年わたしたちの涙腺を崩壊させた天使さんに会って、結婚祝いを手渡した。先日わたしが日本から運んできた富士山グラスのペア。彼女の新婚生活にちょっとした彩りを添えてくれればいいな。 これでブリュッセ…
パリに一泊したあと、わたしたちは今回の旅行の本来目的を遂げるためブリュッセルに向かった。 高速鉄道はとても混み合っており、前夜にオンライン予約したときは既に残席わずかになっていたらしい。ひとの動き、活発です。 ブリュッセルに着いたのは日曜。…
朝パリに着くなりブリュッセルへの移動を開始しようと思っていたら、TVG(新幹線)が軒並み売り切れになっていた。土曜だから? 一番早くて17時半の列車しかなく、ほぼ徹夜の身でスーツケースをかかえ、どこかに座り込んでやりすごすのはできねえ相談だ…
ワシントンDCダレス国際空港を発ったエールフランス機は一路華の都ぱりーすを目指したわけであるが、機上の7時間は悲惨だった。 まず機体が古い。ボーイング777ー300ERという90年ごろデビューした機種。そのころは普通だったのかもしれないが、…
というと誰かおっかない人の帰国を待つ図式になってしまうが、この場合帰ってくるのは自分自身。今夜からヨーロッパ旅行に出かけ、2週間後に帰宅するその日まで震えながら過ごすことになる。 なんでかというと、きのうアパート地下駐車場でクルマの窃盗があ…
エアタグが導入された。我が家での実戦投入は明日からのヨーロッパ旅行。 どのルートで入るのがいいか、つまりどの空港への往復チケットを買えばいいか検討したところ、大雑把にいえばヨーロッパの主要空港はどこもロストバゲッジの呪いから完全には開放され…
もう人間としてオワッテルでしょ状態。 けさ起きて動き出す(といったって食洗器から茶碗を取り出しただけ)なり背中がグギッ。呼吸するたび痛みが走る事態となり、ベッドに後戻りした。 実はこの現象、先週くたびれて寝た切りになったときすでに発生していた…
日本滞在の最後を過ごした東京の住宅地で目にした風景。 木造アパートの駐車場に鎮座するのは、新車であれば2台合わせて3000円万円近く、中古でも1000~1500万円するドイツ製高級車。 これらのクルマがアパート住民のものだとすれば、このギャ…
最初は9月と思っていた転勤時期が少し前倒しになるようで、もしかして8月上旬?な空気も流れ始めたこのごろ、任地から一通のメールが来た。 どうやらこの家に住むことになるらしいんだが、なんか無駄に広くね?てか植民地の総督の屋敷みたいにエラそうで、…
今日は思い切りふわっとした話を書く。 妻のダッカでの同僚たちが公園に集まるというので、ランチ持参で行ってきた。まだ日本の疲れが残っていて家でゆっくりしたいのが本音だったが、「ダンナどしてる?元気してる?今回は来られる?」という熱心なお誘いに…
ヨーロッパってのはひとが生きるうえでほんとに厳しい環境なのだと初めて思い知らされたのは96年のことだった。 ある番組の取材でパリにいたわたしは、パリ支局に出入りしているリサーチャー(番組の材料となる情報収集や取材交渉・通訳をしてくれるひと)…
民泊開業するのはいいけど思ったように営業できない可能性がある。部屋のお掃除をするひとが足りないのだ。 コロナ以前は問題なかった。物件によっては100パーセント近い稼働率(365日ほぼ埋まっている状態)という忙しさのなかでも、清掃スタッフは足…
自分でもけっこう驚いたんだけど、月曜朝に帰宅して以来、木曜朝までのほとんどをベッドで過ごしてきた。病人やんこれ。それでも腹だけは空くもので、食事どきになるとむっくり起き上がり、日本にいたときより大量に食べる不健康ぶり。木曜のきょうこそ体を…
日本のテレビを観ていたら、JA全中(一般社団法人 全国農業協同組合中央会)の会長というひとが「ただいま日本の農業はたいへん厳しい状況に置かれてございます」とおっしゃった。 おそらくご本人は「置かれております」よりも丁寧で重みのある表現のつも…
日常にもどってフランスの悪口とか書こうと思ってた。ただ、飛行機のなかで予想したとおり、帰宅の翌日(きょう)は丸一日寝床から出られず、どうにかパソコンを開くことはできても10行以上書けるかどうか、そういえば日記も羽田出発の前日から空白、心身…
おかげさまで無事に。 室内うれしょん防止のため妻が連れ出してくれていたペニーさん、もちろん大喜びしてくれたけど、妻とのハグがその後になってしまったことについては大きな声で言わないでおこう。 日本で溜めた疲れを機内で癒そう計画はユエあって惨敗…
羽田空港第3ターミナルに直結した(といいながら銘品店などが並ぶ通路を延々歩いてようやく)ホテルに到着。そこでわたしを待っていたのは長い長い廊下。 お値打ち価格で出ていた部屋だから当然なのかもしれないが、エレベーターからいっちばん遠かったっす…
怪魚う開業めざしてがんばったひと月が終わり、東京へ移動してきた。振り返れば、我ながらよくやったものだと思う。正直なとこ、途中でめげるんじゃないかと思っていた。ここ数年は心身ともにシャキッとせず、頑張りがきかないというか、体が動かなくなる日…
タオルに5万円かかったァ!とかいって騒ぐしろうとは、ほかのことでも血圧を上げている。このスポンジ、古いソファを再生させるために買ったもんなんだけど、いったいいくらしたと思う? 黄色いやつはお尻に当たる柔らかいウレタンスポンジ、その下に敷くグ…
母の寝室だった部屋に、一枚の絵が飾ってあった。 ちょい不気味に感じられるかもしれないが、実物は意外とほのぼのチックというか、可愛らしい絵だと思う。これを描いたのは明治生まれの祖父(母の父)。西洋音楽を楽しむかたわら小説を書き(専門誌に数度載…
電気代キタ――(゚∀゚)――!! ここまで1ヶ月、床暖を稼働させながら(たまにエアコンも使って)過ごしてきたツケがこれ。いや高っかいね。この冬は誰もいないのになぜか毎月1万円かかっていたから覚悟はしていたが。 この家の床暖は電気式で、深夜に溜め込んだ熱を…
目標とする期間内に開業まで漕ぎつけられなかったトロくさい自分。それでも目指してきたお宿のかたちがだんだんとついてきた。 めざすは快適ステイ。1泊しかしないひとにとって宿は夜を過ごすだけの場所だから快適ナニ?超高級ベッドとサウナでもてなしてく…
ここは内陸の寒冷地で、桜が咲くのは4月も後半ってのが普通なんだけど、今年は狂い咲きしちゃった。 高さも幅も立派なこの桜は、うちのはす向かいの敷地に立っている。ここにはかつて、わたしの家の本家があった。屋敷裏の高台は子供たちにとって格好の遊び…
だいたい諦めた。今回の滞在中になんとか開業まで漕ぎつけようと頑張ってきたが、残り1週間ちょいで完璧な準備はかなり難しい。予定どおりに開業しようと思えば、これまで以上に頑張る必要があるが、そろそろ体力がもたなくなってきた。 なにくそ初志貫徹!…
クルマで30分の隣町へ行ってきた。 いいところなんだけど観光じゃない。そんなヒマない(笑) 目的はレーザー光線で木を焼くこと。 焚火じゃない。そんなヒマない(笑) 焼くといっても、精密なプリンターのような装置で木板の表面を掘り下げていく。 赤い…
表替えを依頼した畳がご帰宅なさいました。 表替えではなく裏返しでいけちゃったイグサちゃん、えらかった。そのぶん料金はずいぶんお安くなり、表替えだったら4万円台だったのが2万8000円で済んじゃった。 畳屋さんの話がリアルだった。近年価格の安…