Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまワシントンDC

国際転勤

紙との格闘

シュレッダーをかけるバビビビビという音がわが家に響くようになった。 家庭用の小さなやつだが一度に8枚まで処理でき、馬鹿にできない仕事ぶり。何を切り刻んでいるのかというと、バイデンの別荘から密かに持ち出した機長年溜めこんできた各種書類。 アメ…

こんなに買っちゃって・・・

さあ転勤イヤーだ! ってわけで、早ければ7月に行われる引越しにむけアレヤ、コレヤと狂ったように散財している。過去最大規模となったブラックフライデー、さらなる戦果のひとつがこれッ。 高圧の水がぶしゅうううっと噴き出すクリーナーで、主に洗車用。…

アメリカ男ときたら

前回予告したように、クリスマスパーティーに行ってきた。この種の催し物会場の定番となっている義妹宅は、小学生の息子ちゃんのための飾りつけ+プロジェクター投射がほどこしてあった。 よほどの邸宅でもないかぎり前庭なんてものが存在しない日本から来る…

こんな生活には耐えられない?

妻の職場のひとたちが情報交換するSNSに、転勤先での暮らしについての質問が載った。 質問者は入省して初めての海外赴任で、とある発展途上国へ行ったらしく、以下のような問題に悩むこととなった。 ・家にムシが出る ・窓に鉄格子がついている ・水道水…

ついに正式決定

今年の椅子取りゲームがようやく終わり、来秋ごろの転勤が正式決定した。 いえーい! しつこいようだが嬉しいのでヨメ自慢。ハンデだらけのレースを全速力で駆け抜け、終わってみれば二件のオファーをお断わりして余裕のゴールを決めた。職員のなかには5月…

来年は見られない秋?

こっこ、こっこ、こっこでぇーす! と忍者ペニーが活躍する季節。春もいいけど、自分は秋のほうが好きかなー。暑さにさよならできたことの喜び、澄んだ空気、紅葉、やがて来る雪。そういうワクワクがあるから。 このアメリカ東海岸の秋をかなり気に入ってお…

聞く力、鬼のごとし

妻の職場さがしに、一応の結論が出た。まだ内々定みたいなもので、最終的に承認される前にひっくり返る可能性はあるが、ここまでのところ戦果ゼロではなかったことが嬉しい。 「あたしもー」 3ヶ所からオファーをもらった。いずれも椅子が1個しか空いてい…

そんなもん突っ込みますか?!

銀歯が取れた。歯医者でえらい目にあった。 新しい詰め物をつくるための型取り。以前だったら柔らかいプラスチックみたいなのを押し当てる「印象」という手法だったのが、今はなんでもデジタルで、三次元スキャナーを使う。 これを口に差し込み、歯の表側・…

新品にしか見えねえ

アパート管理室から住民全員へのメールは「自転車始末するでえ」という告知だった。 自転車置き場が満杯になって出入りしにくくなったので整理する。チャリの持ち主にはステッカーを渡して貼ってもらい、ステッカーなしのものは放り出すというのだ。 その期…

家族はつらいよ

妻が思いっきり出遅れた職場探しレース、今のところ地域でいうとアフリカとアジアを狙っている。 いくつかの候補国のなかに、東南アジア某国がある。どんどん豊かになっているこの地域のなかでは経済成長がゆっくりしており、一般のイメージとしてはかなり田…

キーウに転勤?!

職場探しに必死のあなたに朗報!今すぐ応募すればど楽勝で転勤決定!という任地がひとつ存在する。 それはキーウ。 2月、ロシアの侵攻が始まって以来、キーウの出先機関では職員・家族の国外退避が相次ぎ、体制を縮小せざるを得なかった。そして今、ウクラ…

来年の職探し難航中

先月末、ようやく新しい職場での仕事が始まったのと同時に、妻が急いでスタートを切った件がある。それは来年の職場探し。 すでに何度かここで触れたが、彼女の転勤先は人事部から降ってくるものではなく、自分で見つけなければならない。まず世界中の任地の…

ベッドにつらいお別れ

ハリケーン「イアン」のフロリダ上陸(9月28日)から一週間、はるか北のバージニアではぐずぐずの天気が続いている。もちろん文句など言うつもりはない。100人以上が亡くなったフロリダのことを考えれば、停電ひとつ起きなかったこっちは天国のような…

妻、カウンターパンチを決める

妻が昇進した。イエイ。 係長→課長とかいうのじゃなく、ヒラだけど職員等級がひとつ上がった。 妻は他省でのキャリアをもって入省したので、最初から中ぐらいの等級でいたのが、ひとつ上がったというだけのことだが、今回の昇進には重要な意味があった。大雑…

荷物は着いたけど・・・

天使さんの手厚い協力のもと、ブリュッセルから送り出された船便の引越し荷物が届いた。運び込んでいるのは中年夫婦&高校生くらいの息子という、ヒスパニック型家族労働の典型みたいな3人組。国際的な運送会社からローカル企業に下りてきた仕事を、こうし…

「雰囲気ゲンポン」でいざ勝負っ

ベルギーから届いたクルマのナンバー申請、途中まではこれでいいといっていたのが突然翻訳をつけて再提出といわれ時間切れになったのが金曜日のこと。 悶々としながら週末を過ごし、月曜の朝いちばん、用意した翻訳を携えて再挑戦とあいなったわけだが、ふた…

やっとこさ到着したけれど

金曜日、ってのがミソなんだけど金曜の昼ころクルマが届いた。アントワープからボルチモアまで大西洋を渡り、ようやくたどり着いた。 RAV4 は誰かが運転してくるのかと思っていたらそうではなく、写真のようにトレーラーに載せられて来た。 めんどくさいこと…

流浪の民の家具コレクション

設備の具合が悪いのはうちとは別の棟ばかりかと思っていたら、こっちのエレベーターも1週間ほど止まっていて往生こいた。 このアパート、入居前からエレベーターがすぐ止まる持病があることをネットのレビューで知っており(家賃が比較的安い理由のひとつか…

思わぬ親切

ペニーの定期健診の結果が来た。病気や寄生虫のない健康体が確認されてひと安心。 一方であのとき最後に書いた「あと一歩で配属が確定というタイミングでとんでもない知らせが飛び込んできた」件に、心のざわめきを抑えることができないでいる。とんでもない…

クスリの効かない?ペニー

朝8時15分、ペニーさんはあるところへ来ていました。 とかもったいぶるような話じゃなくてアニマル・クリニックへ定期健診に来た。 自宅から15分で到着、ビルの真ん前に路駐できたのはラッキー。 このクリニックのカルテには「診察時に精神安定剤必要」…

購入1週間のテレビ故障?!

ペニーのこのベッドは先日届いた航空便に入ってきたもの。 アメリカ到着後すぐに買った新しいやつに加えて、ブリュッセルで使い慣れたやつがあるといろいろ便利。あとは船便が来てくれるとずいぶん助かるんだが、到着は運がよくて今月中。9月になっても驚か…

チ〇〇ラ企業と死闘の巻

ダメダメ企業の一例としてエイビスを紹介したが、もっと生活に密着したダメダメ企業が存在する。それは COMCAST コムキャストというケーブルTV。わたしたちはこいつらに過去何度もひどい目に遭わされ、ほかに選択肢があるのならコムキャストなど見向きもし…

失敗?成功?図面だけで選んだ部屋

無事、入居いたしやしたー。 ドアにリボンかけて待っててくれる陽気さがアメリカンでいいなあ。 さっそく中をご案内。 横並びのふたつの窓が南向き、もうひとつが東向きで、一日を通してかなり明るい。この左右にふたつの寝室がつらなっていて、全室が東と南…

引越し直前に引越し?!

引越しまであと5日というタイミングでエアコンが故障。扇風機もなく眠れないひと晩を過ごしたあと、修理に1週間かかるという話を聞いて目をまわした妻がすぐに動いた。朝一番、管理会社に連絡して代わりの部屋を提供するよう要請。 一般的な賃貸契約ではな…

「10年日記」に記された挫折の足あと

10年日記というものがあって、1画面のなかに10年分の同じ日付の日記が並べて表示されるから、過去の自分を振り返りやすく、「そーかこんなことしとったんやな」「光陰矢の如し」「おれ進歩ないなあ」といった感慨や刺激を得ることができる。 わたしの日…

底辺企業 AV*S との死闘

赴任先へ来てクルマを買うまで、あるいは自分のクルマが届くまではレンタカーのお世話になることが多い。 6月下旬に到着してレンタカーを借りようとしたら料金が高騰しており、各社とも1ヶ月の料金が軽く2000ドルを超えるなか、ただ1社1300ドルを…

アパート探しに四苦八苦

6月下旬にアメリカへ来てからそろそろ1ヶ月が経つというのに、妻の配属先が決まっていない。 仕事をさせてもらえない彼女が毎日何をしているのかといえば街を意味もなくぶらついたりパチンコ屋に入り浸ったり朝から居酒屋職探しに没頭している。退職したわ…

天使さん、本気出す

引越し荷物の送り出しは、天使Nさんの大活躍により無事に済ますことができた。 業者は午前8時半から9時のあいだに到着とのことだったが、Nさんは「念のため」といって7時半着。それはこちらの午前1時半。 すぐにNさんから連絡入って、荷物の仕分けな…

ローカルスタッフが口を揃えた「彼女」の評判

悪魔とそのマブダチのおもちゃにされながら準備に追われた引越しは、来週ようやく本番を迎える。親切な代理人の立ち合いのもと、家財が梱包・搬出される。 それから1ヶ月ほどで航空便が、数ヶ月で船便が、運がよければ届くだろう。国際貨物は不確定要素が多…

ジゴクでホトケ

悪夢のようだった引越し準備。ただブリュッセルから出ていくというだけのことにどうしてこれほど苦労させられるのか。この世は悪魔バッカリヤナイカーと繰り返し思った。 最終日、ほぼ唯一の食事 だがそれは正しくなかった。最終日、わが家に現れたのは天使…