Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

国際転勤

命の軽さ

寝室ドアの付け替え工事が行われた。アメリカ政府の方針で、主寝室のドアは特別に頑丈にしておくことになっている。賊が宿舎に押し込んだ際には主寝室に立てこもり、警備員なり警察官なりが駆けつけるまで破られない強さが求められている。 すっごく重たそう…

新参者を歓迎してみた

きょうビエンチャンに着いたカップルがいる。妻とは別の部署の職員とそのダンナさん。 職場の慣習として、転勤者の生活スタートを手助けする"スポンサー"の役割を同僚が果たすことになっており、今回はわたしたちが引き受けた。着任4か月でスポンサーとい…

虫除けテープ作戦

きのう不要な家具を撤去してくれたおかげでスペースが生まれ、どういう部屋にするのかがイメージできるようになった。自前の家具のほか、ビエンチャンで入手可能な家具をどう配置するのか、じっくり考えてみたい。 そうするうえで大きな障害になっていたのが…

いきなりシーズン突入

5~6人家族が何不自由なく暮らせるだけの家具というのはかなりの数になり、わたしたちにとっては邪魔なばかりなので、倉庫で預かってもらうことにした。任地によっては預かるスペースがない(たとえばロンドンやパリの地価を考えれば贅沢は言えない)こと…

ネジを斜めに力づくで押し込むのはやめてくれ

この庭にペニーはかなり慣れてきた。いろんな草木のにおいのほか、茂みに隠れたトカゲやカエルのにおいに以前ほどは反応しなくなった。それまでは、珍しい生き物を見るたび全力で近寄っていく癖があり、毒蛇相手にそれをやられるとたいへんまずい。 でも最近…

引っ越さなくてヨカッタ?

総務担当のひとからメールがきて、職員住宅の大半が集中している区域で広範囲の断水が起きているという。幹線の水道管の補修工事をやっており、けっこう長引きそうだという。これがたとえば日本だったら「〇時ころまでに終了」となるところ、当地では所要時…

ペニーに置き土産

日本への出発を間近にひかえ、引越し荷物でごった返す家の整理に励んだ。とはいえそれは例えば、IKEA の衣装ラックを組み立てておけば留守中に妻が作業を進めやすくなるみたいな下準備。そのほか、入居時に敷いてあったカーペット(薄汚れていて使う気になら…

ダイオキシンと泥棒

引越し荷物が着いて、箱を開け終わるまでには時間がかかる(特に今回はわたしが日本へ行ってしまうため)としても、ここまで見たところではこれといった破損もなく、海外引越しとしては無事に届いたといっていいだろう。 だが、悪魔に睨まれてしまったとしか…

ペニーさん、肝ば太かところを見せる

庭師Tさんのタイヤが新しくなった。ヒゲがたんと出ているのは新品の証拠。これにて一件落着・・・ と思っていたら、Tさんのバイクを追いかけるようにしてトラックがやってきた。そうだよクルマに先を越されてぐずぐずしていた引越し荷物だよおおおお。 日…

家じゅう隙間だらけ

階段下収納。踊り場の床板の隙間から光が燦燦と差し込んでいます。 原因は床板の収縮。けっこう古い家だからねー。ゴミが落ちてくるから収納場所としては問題あり。同じく2階の床にも隙間が多く、濡れモップをかけると液体が沁み込み、天井裏を腐らせる心配…

いきなりの登場にびっくり

いまラオスでは蚊が活発化しているせいかデング熱の患者が急増しており、妻の職場のひとたちがばったばった倒れているという。そのうえ今だけの特典としてインフルエンザも絶賛流行中。そっちにやられちゃうひとも続出しているらしい。 最悪のケースはデング…

箱入りムスメ、ラオスに着く

船便の引越し荷物については、ずっとがっかりしていた。荷物にエアタグを仕込み、航空便と同じように経過観察を楽しもうと思っていたのに、どうしたことかエアタグが機能しておらず、今でもバージニア州の倉庫にあることになっている。 それだったら本当にそ…

1号2号、熱病罹患(笑)

ビエンチャンもだんだん秋らしくなり・・・という表現は亜熱帯気候にフィットしづらいが、雨期も終盤にきた今、トンボをよく見るようになった。 晴れた土曜日、妻が目をつけていた家具屋へ行った。エクスパットどものあいだで評判の店らしい。 店に入るなり…

撃たれていたはずのダンナさん

妻の役所に勤めるひとが、ワシントンDCから新しい任地に転勤しようとしていた。住んでいたアパートから家財道具を送り出した夜、身の回り品を詰め込んだスーツケースをたずさえてホテルに移動するところだった。 アパートの前に停めたクルマにスーツケース…

運河は大渋滞?!

心配がふたつある。ひとつは船便がまだアメリカに留まっている可能性。 エアタグによれば、船便(HHE)は8月15日以来バージニア州の倉庫に置かれたまま。なにかの手違いで送り出しが遅れているんだったらカンベンしてくれやー。 ところでエアタグは、…

どっさり実ったあれは・・・

バンコクについた荷物があとひとっ飛びでビエンチャンに来てくれることを期待していたが、この最終区間は陸路になったようだ。 黄色い顔にサングラスがわたしたちのいるビエンチャンで、すぐ下がタイのノーンカーイという街。さらに下のウドンタニ(饂飩谷じ…

びっくり仰天「見舞金」

きのう広州空港にいた荷物は、今朝までにバンコクのスワンナプーム空港に到着。 うれしいなあ。このあとどうなるんだろう。ビエンチャン行きの飛行機に積み替えられるのか、それとも陸路(約10時間)運ばれてくるのか。通関の体制を考えると、陸路ではなく…

手厚い差し入れ

きのう関空まで来ていた航空貨物は、今朝になって中国にいた。 正直いって中国経由はうれしくない。荷物の扱いが丁寧なわけないし、なにより政府の一声でなんでもフリーズしちゃう国。できれば関空からタイかベトナムに飛んで欲しかったんだけど、貨物は旅客…

関空でひと安心、でもペニーは

航空便がアンカレッジ空港にあることを確認した翌朝、荷物は関空に来ていた。 おおー日本経由だったか!と嬉しかったのは、おそらく日本の空港であれば貨物がひどい扱いを受けないだろうから。過去にはズタボロになって届いた箱がある。角は大きく凹み、蓋は…

ビエンチャンでさっそく買い物

ビエンチャンにたどり着くまで酷使したニクタイがじわじわ悲鳴を上げている。今日なんて箸を持っただけで親指の関節に痛みが走るという体たらく。 時差ボケ思いっきりあるし、睡眠不足だしで頭くらくらしているので、ここ数日はリハビリモードでブログもゆる…

ビエンチャン着

バンコクを発ち北上したラオス航空機は、わずか45分で降下を開始。見る見るうちに豊かな水田地帯が迫ってくる。 ラオスの首都ビエンチャンの空港に降り立つと、最初に目に入ってきたのは中国の電気自動車メーカーBYDの巨大看板だった。 電気自動車は充…

フライト遅延でヤバイことに

ワシントン・ダレス発のカタール航空機は定刻から45分遅れで出発し、ペニーは大変まずい状況におちいった。この遅れにより経由地ドーハでのトランジットが、予定の3時間15分から2時間半に縮んだからである。 カタール航空は、トランジットが3時間以上…

心配だらけの出発

ワシントン・ダレス空港。ペニーがチャンスを引き寄せたのか、土砂降りが突然止んだ。 さっそく緑地に出て、チェックインまでのわずかな間にトイレを済ませる。ちゃんとしっかり出してくれて1号うれしかったよおぉ。これから長旅だもん。 カタール航空のカ…

やっとこさどうにか

日々の悩み事をこれといった結末もなく書き連ねるのはあんまりかっこよかねえなと改めて思ったのは、待ち焦がれた書類が届き、ついに旅行の準備が整った瞬間だった。アメリカ農務省からペニーの健康証明書が届いたぁ。 届きはしたが、やはり一筋縄では行かな…

旅行のメド、いまだ立たず

出発を2日後にひかえ、ペニーの渡航準備がまだ終わっていない。 まず第一に気がかりだったのは、アメリカ農務省からもらうペニーの健康証明書で、その申請は獣医の予防接種証明書・健康診断書などを提出してとっくに済ませている。証明書が送られてくるのが…

嫌なうわさ

嫌な話を耳にした(噂というのは次々に悲観的な要素が盛り込まれるものだから、以下の内容は眉唾ものとご理解いただきたく)。 アメリカ政府がイヌの入国の門戸を狭めようとしているようだ。日英豪など狂犬病のない地域やヨーロッパからの入国手続きはこれま…

みんなが貧しい

歩道に陣取る物貰いさんについて書くと、どんだけヤヴァイところ?と思われるかもしれないが、ここはごくまともな地域である。一番多いのがジョージワシントン大学のビル(たとえばうちの真向いは理工学部)で、そのほかオフィスビルやマンションなどが立ち…

針ぷすっ

自覚してなかったけど両手を握り締めるヘタレな吾輩。 1回目の注射からちょうど2ヶ月が経った帯状疱疹の予防接種。2回目は副反応が軽くて済むのかと内心期待していたところ「おんなじだよー」と言われて凹みながらのお仕置き。 針の痛みが前回の8割ほど…

ギリギリの判断

ペニーをキャビン同伴できなくなった経緯について。 いくつかの航空会社が候補にあがった。 A社:インキャビンOK、乗り換え1回。ずいぶん早いうちに座席が売り切れていた。 B社:インキャビンOK、乗り換え2回。ただしアメリカの航空会社(またはコー…

掃きだめの鶴(あるいは地上の星)

洗車機から白い泡が降り注ぎ、それが流されたと思ったら今度は紫色の泡が降ってきた。おそらくこれはワックスだろう。長ければこれから半年のあいだ日晒しにされる車体を少しでも守ってくれればいいのだが。 引越し先に持って行くクルマをどうするのか、現地…