アメリカ西部といえばどこかのんびりした印象があり、そこでのクルマの風景といえば、古いピックアップトラックが田舎道をぶぼぼぼぼ・・・というのどかなものかもれない。
だがコロラド州に住むその男は違った。制限速48キロのところ、84キロでぶっ飛ばしていた。しかも酒を飲んでいた。
警察に停められとき、男は素直に停車はしたものの、急にゴソゴソと動き出した。助手席にいた飼い犬と場所を交代しようとしていた。
だが近づいてきた警官は、途中で立ち止まり、男の動作の一部始終をじっと見ていた。
「こんばんは。かなりスピード出てたね」
「いやいやオレ運転してなかったから。運転してたのコイツだから」
のような問答をするうち酒に酔っていることがすぐにバレ、下車を命じられる男。
「いやだから運転してたのコイツだからあqwせdrftgyふじこlp」などとトンデモ主張を繰り返すこの男、警察と深く関わるのどうしても嫌だったのだろう、突然に逃走を図り、20メートルも行かないうちに捕まり、スピード違反、飲酒運転、逮捕抵抗などの罪で逮捕された。
イヌに責任を負わせる「偽装工作」、この男が図抜けてクリエイティブなのか、それともグデングデンに酔った末の妄想なのか。つまり、誰しもとことんまで酔っぱらったらこうなるう可能性があるのか。読後感しみじみの記事だった。
なお、この件に関連して警察は、「犬には何の罪も課されておらず、警告だけで釈放された」と冗談かっとばし。飼い主が刑務所に入れられっちゃったワンコは、知人のもとに預けられているという。よかったね。
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