Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

日本のこと

プライバシーなんてとっくに諦めてます

日本は世界に7周半くらい遅れてセキュリティ・クリアランス制度をつくろうとしている。機密情報に触れる政府関係者のほか、民間人のうち国家安全保障にかかわる情報を扱う者を対象に、外国へ情報を渡してしまう心配がないかどうかをチェックする仕組み。 民…

年寄りは退場せよ

組織などが困難な再出発をめざすとき「解体的出直し」なんていうことがあるけれど、宮城県女川町の場合は街がリアルに解体されてしまってからの再出発だった。 2011年3月11日、女川町は高さ14.8メートルの津波に襲われ、被災地のなかでも最大級の…

あのひとを首相に

安倍派を中心としてカネにまみれ腐れ果てた自民党。 安倍首相のことは(以下、暗殺事件とはまったく無関係に述べる)最初から評価していなかった。まず政治理念といえるほどのものを持っておらず、最重点事項だった「デフレ退治」は空回り、ことあるごとに女…

8倍の値段

ホームセンターで妻が目ざとく見つけたのは・・・ 左端にあるパナソニック製の電源タップ(42ドル)。右側のタイ製の同様品(8ドル)とくらべて5倍の値段がついている。日本製品はなんでも評判がよくて高く売られていることは確かだが、電源タップのこの…

遅すぎるってば

キョサントーやシャカイトーが華やかなりしころ、こんな写真が新聞に載ったとしたら 「兵器などという汚らわしいものが海岸から這いのぼってくるとは言語道断!」 「軍国主義の足音が聞こえるぅ!」と大騒ぎになっただろう。 当時でも災害時には自衛隊が出動…

あるフィリピン人の一発逆転

あるフィリピン人が、マニラにあるEU加盟国の大使館に入国ビザの申請をした。移民とかのめんどくさいやつではなく、単なる観光ビザだったが、申請はあえなく却下された。 じっさいフィリピンのような発展途上国から先進国への入国は難しく、わたしたちが以…

イヌ食うひとびと

ラオスでは、バイクに日用品をくくりつけたベトナム人がやってきて、イヌと交換して去っていくという。ベトナムでは今もイヌ肉食が盛んで、無数のイヌ肉業者が存在し、そこへイヌを売りに来る市民も多いという。そんなイヌたちを救おうと街を駆けまわるひと…

一緒に旅したいのは山々だが

衝突した日航機の貨物室に預けられていたペット2匹が犠牲になった件が報じられ、キャビンへのペットの同伴について検討すべきではとの声が報じられると、賛否両論がネット上に展開した。 とはいえペット同伴を求める声はごく一部にすぎず、圧倒的大多数がこ…

あれ無料じゃなかったの?!

これからはAIだぁ! という時代の奔流が加速するなか、ちょっと待ったぁと声をあげた会社がある。あのニューヨークタイムズ紙(NTY)だ。 NYT は、人口知能 ChatGPT を運営する企業(オープンAI)が、ChatGPT の学習過程で NYT の記事や写真を無断使用した…

よくやったね

災害は時を選ばずにやってくるものだが、それにしても元日の大地震とは。 津波警報が次々に発表され、地震警報のアラーム音が鳴り響くなか、NHKのアナウンサーが叫ぶようにして避難を呼びかけていた。 なんだこいつ大騒ぎしやがってと思った視聴者もいる…

そこで軍艦マーチですか(年の瀬に思うこと)

2023年になって12ヶ月、ビエンチャンへ来て4か月でもう紅白歌合戦。ジャニ色がほとんどない紅白がどんなものか、それを感じようと思ったら全編を観る必要があり、そんな根気はわたしにはない。今年も年越しそばをすすり、日本から買ってきた極上日本…

半分にしちゃえ!

庭のバナナの樹が今シーズン最後の生産を終えたもよう。130本が実る巨大な房で、我が家ではとても食べきれないので隣家と庭師Tさんに大量に差し上げ、手もとに残ったのがこの量。食べても食べても減らない(笑) 今日、そのバナナの樹に鉈(なた)をふる…

もしもオスプレイがなかったら

鹿児島の海に沈んだオスプレイについて、事故の当初からマスコミは色めきたち「危険なオスプレイ」「住民不安」を叫ぶようにして伝えてきた。 安全性の追求は米軍と日本政府にとって当然の責務であり、事故についてあれこれ言われるのは当然のこと。 だけど…

日本特有の病気?

民泊を始めるとき忘れちゃいかんのが税金の支払い(笑)むろん当方は死ぬほど儲けてじゃんじゃん税金払うつもりなので(爆)地元の税務署に開業届けを出しに行った。届けておかないと確定申告のときナニソレになってしまうので。 ところが届出書に記入するわ…

中華製、味わってみた

今後の日本は中国にどこまでヤラれるのか。 ビエンチャンの自宅から空港までタクシーに乗ったら、電気自動車だった。ラオスには中国製のEVがうようよしているから、驚くにはあたらない。 そりゃEVだから静かではあった。モーターはね。でもドアや窓の防…

それはないでしょマツコさん

マツコさん有吉弘行さんら番組出演者から「味付けしてない里芋」とまで酷評された果物がある。ドラゴンフルーツだ。 ドラゴンフルーツは中南米や東南アジアなど暖地で栽培され、酸味は少なくさっぱりとした甘さで、果汁が豊か。ラオスではごく安く手に入り、…

「ならでは」発言にがっかり

以下の単語、最近ではどんな言葉に置き換えられているのか、すべてご存じだったらエライと思う。 肌色 体育の日 マッキンリー (ビデオの)巻き戻し 日射病 スチュワーデス プータロー 助教授 カロチン ロスタイム OL 成人病 ドキュンネーム 歯舞諸島 セン…

ヤクザ業界のことだから

ジャニーズ事務所問題がここへ来てようやく白日の下にさらされ、日本のメディアでまともな人権感覚を持っていたのは週刊誌だけで、大手メディアにとって人権など二の次であることがバレてしまった。口ではきれいなことを言っていても、自分たちの商売(有力…

それらはみな真っ黒だった

すべての荷物の運び出しが終わり、部屋が完全に空になった。一年前、日当たりと開放的な間取りに惚れ込んで選んだ部屋も、家具を入れれば狭くなるばかりだったが、あらためて空っぽになるとこんなに広かったんやねえ(引越しあるある)。 退出直前、ガラス窓…

王様だったらやってみる?

公園を歩いていたら保育園児が輪になって座り、ゲームのようなことをしていた。その光景がきっかけとなり、ふと考えたことがある。アメリカの教育には協調性の育成がどれくらいふくまれているのか。 わたし自身の子供時代はずいぶん昔の話で記憶がおぼろだし…

ハサミを取り出したセンパイ

むかしむかし日本にはチッキというものがあってな、庶民が遠くへ荷物を送るときはこれを使っておったんじゃぁ。 チッキは国鉄の手荷物・小荷物配送サービス。わたしも大学入学で東京へ出るときの引越し荷物(布団袋と段ボール箱)に始まり、何度もチッキのお…

「馬鹿ムスコ」の本当の罪

首相公邸で忘年会、赤絨毯の階段で記念写真の岸田翔太郎氏(以下、ムスコ)が首相秘書官職を辞することになった。 「こともあろうに首相公邸で」と庶民の憤激を買ったムスコ殿だが、こんなのは取るに足らない小ネタ。だってさ、公邸での飲み食いに招かれたひ…

パリのタクシーにびっくり

昨春パリを訪ねたとき、タクシー車両の大半は日本車だった。それから1年が経ち、EV旋風が吹き荒れるヨーロッパ(2035年までにエンジン車の新車販売が禁止される)のこと、さすがに様子が変わっているだろうと思っていた。日本メーカーはEV開発で後れを…

テレビ局の「ジャニーズ問題」

日本テレビ「news zero」がジャニーズ問題から逃げて失笑を買った。藤島ジュリー景子社長の動画を受けての報道にあたり、ジャニーズ事務所所属の櫻井翔キャスターが画面に登場しなかったからだ。 「スタッフと話し合った結果、私が話します」と有働キャスタ…

マゴーシャのドイツ嫌い

ヨーロッパってのはひとが生きるうえでほんとに厳しい環境なのだと初めて思い知らされたのは96年のことだった。 ある番組の取材でパリにいたわたしは、パリ支局に出入りしているリサーチャー(番組の材料となる情報収集や取材交渉・通訳をしてくれるひと)…

気持ち悪いでコザイマス

日本のテレビを観ていたら、JA全中(一般社団法人 全国農業協同組合中央会)の会長というひとが「ただいま日本の農業はたいへん厳しい状況に置かれてございます」とおっしゃった。 おそらくご本人は「置かれております」よりも丁寧で重みのある表現のつも…

すごい請求きました

電気代キタ――(゚∀゚)――!! ここまで1ヶ月、床暖を稼働させながら(たまにエアコンも使って)過ごしてきたツケがこれ。いや高っかいね。この冬は誰もいないのになぜか毎月1万円かかっていたから覚悟はしていたが。 この家の床暖は電気式で、深夜に溜め込んだ熱を…

NHKはウヨク?サヨク?

安倍政権の高市早苗総務相(放送局所管)がテレビ局に好きなだけ圧力をかけられるようにする「放送法の解釈変更」に加担していたかどうかが話題になっている。 ご本人は絶対にそんなことはない!もしも事実だったら大臣も議員もジショクシマス!と息巻いてい…

始まっちゃった日本滞在

わたしが飛行機に乗るたびフライト追跡アプリをONにしてストーキングを開始する妻。今回は新しくて精密なやつを見つけたといって、ドヤ顔でスクショを送ってきた。 わたしの乗った全日空101便が間もなく滑走路に出て離陸しようとしているところ。めっち…

いやらしい話ですが

日本人がこう思っているうちは貧乏なままだと思った瞬間。 NHKだったかの諸物価値上がりのリポートで、材料費の高騰に耐えかねた食品メーカーオリエンタルが商品の値上げの理由をスーパーマーケットに説明するシーン。オリエンタルの営業担当はこう言った…