Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまワシントンDC

不思議な酒場(世界遺産の街で)

前回は断崖絶壁の村への経由地のように書いた港町ルアーブルに1泊ながら滞在し、風変りな体験をした。写真はこう見えても飲食店。

ざっと20メートル四方の敷地に屋台と遊び道具が置かれている。こんな妙なところを目指して来たわけではなく、最初は人並みにシーフードレストランを探してたんだけど、週末に予約なしで入れるところなんてなく、途方に暮れて出鱈目に歩いているとき住宅街に迷い込み、ここにたどり着いた。

飲み食いは異常なまでに安く、これで約26ユーロ。パリの半額以下だ。

最初に飲食店と書いたが、正確には隣接するレストランが、屋外に酒とおつまみの屋台を出している感じ。客たちは一杯やりながら的当てやペタンクに興じている。

「よっこらせ」と投げた瞬間

ペタンクは、あらかじめ置いてある目標球に一番近くまで寄せたら勝ち。投じる順番によって戦略が大きく変わるため、ただ見物しているだけでもけっこう面白い。

目標球までの距離をモノサシで測定中

「あー!」とか「うーららー」とか歓声をあげている男女はどう見ても観光客ではなく(そもそもよそ者が来るようなところじゃない)地域住民のかっこうの気晴らし場という感じ。そういう空間にちゃっかり入りこんで過ごさせてもらい、すごく楽しかった。

ところでルアーブルは、下写真のようなフツーの街並みが世界遺産になっているんだけど、なんでかわかるかなー。

中世とかではなく、なんてこたない現代の街並みだが、実はこれ、戦後に急造された住宅なんだと。ノルマンディ上陸作戦の直前、ここを占領していたドイツ軍を退けるためイギリス空軍がめっためたに爆撃したため、ルアーブルの伝統的な街並みは完全に壊滅し、8万人の市民が家を失った。戦後すぐ、イギリスの最新技術「すぐに乾くコンクリート」が持ち込まれ、驚異的なスピードで街が再建されたという。

鉄筋コンクリート建築で芸術的な表現を追求したフランスの建築家オーギュスト・ペレが再建計画を担当したこともあり、ルアーブルの街並みは再び高い価値を持つに至った。

破壊と再生の熾烈なストーリーあっての世界遺産というわけだが、それにしてもノルマンディー地方は上陸作戦の戦跡だらけで、どこへ行ってもその話になる。わたしたちはルアーブルを発ち、激戦地となった海岸まで足を伸ばしたわけだが、そこで見たもの感じたことを簡単に書き表すことはできない。今でもまだ頭がぐらぐらする。もう少ししたらまとまるかなあ。

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