Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

誰かがウソをついている?

べつに期待してねーよとか言いながら実はちょっと期待していた。

プライオリティパス(以下、PP)という、世界中の空港のラウンジを利用できる会員サービスがあり、うちはこれに加入したわけじゃないが、今年使い始めたあるクレジットカードの付録として会員権がついてきたので、先日のヨーロッパ旅行で使えたらいいなあ~な感じでいた。

だが現実は甘くない。ワシントンのダレス国際空港ではエアフランスとオランダLKMのラウンジが使えるとのことだったので、会員カードを用意して向かったところ、「この時間はPPのお客様は入場できません」との掲示があり、入れなかった。

泣きながら記念撮影(笑)

「この時間」とはどういう意味か。エアフラとKLMの客で混み合う時間帯はお断わり?それとも何週間・何か月もこの状態?好奇心から尋ねてみたかったが、貧乏くさいからヤメー。帰路、パリのシャルルドゴール空港でもチェックしたが、やはり「この時間は」掲示に追い返されてしまった。

ネットには世界中のPP会員の「〇〇空港でもダメだった」「〇〇航空ラウンジは本当に利用できる?」という悲鳴や疑問の声が広がっている様子。うちはPPにお金を払っていないからいいけど、「世界1300か所のラウンジ利用可能」という宣伝文句に年会費99~469ドルを投じた会員さんたちは腹を立てているんじゃないか。

この件、一部にはコロナの影響もあるらしい。たとえば羽田空港第3ターミナルのANAラウンジは、コロナ下の2021年なかばからPP会員を受け入れてきたが、空の旅の復活によりラウンジが混み合ってきたせいで、23年1月には利用できなくなった。

そのようにはっきりと示してくれれば理解しやすいが、航空各社は「この時間は」といいながら実際にはPP会員をまったく受け入れていないのかもしれない。そうする動機はある。PP会員を締め出した航空会社は、PP社からあらかじめ受け取っているに違いないラウンジ使用料を返還する必要がある。それを避けるため「この時間は」という胡麻化しを続けているんじゃないかとわたしは疑っている。

航空会社にも事情はあるだろう。会社によっては一度手に入れたラウンジ利用権を一生使えるため、利用者数は右肩上がり、現在のようなラウンジサービスの存続に黄信号がともっているところもあるというが、それならそれでPPとは正式に縁を切れよと。使用料の返還?それはやれよと。

ちなみにPP社によればダレスとシャルルドゴールのラウンジは今でも利用可能。誰かがウソをついている可能性が高い。

そういえばラウンジなんてずいぶんご無沙汰だなあ・・・

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