アメリカのこと
下司トラが選ぶダイジン候補たちは、未成年との性交などスキャンダルがぞろぞろ発覚して、さすがはミニトランプ!と世界の良識ある市民をうならせている。 でもさ、クズ人間を司法長官にしちゃいかんなんて堅いこと言わないでさ、ここまできたら下司トラに思…
【本日、正面から語るに値しない小者の名前は小文字で表記する。だからちゃんと読めなくても気にしないでね】 米国政治史上、最も品性下劣かつ唯一の重罪犯として知られる(多くのアメリカ人はもう気にしていないようだが)大統領により国土安全保障省の長官…
心のどこかで奇跡を切望しつつ迎えた投票日。地滑り的といっていい勝利を収めたのは下司トラだった。 その日レストランで見かけたビールの写真ですらが下司に見えて、リアルに吐き気がした。 笑いごっちゃねーぞマジで。 この男が大統領選になりたい理由につ…
ある記事は「大接戦」といい、別の記事は「カマラ・ハリス失速」と伝え、いうまでもなく蓋を開けるまでわからない米大統領選。 これについて考えるたび吐き気がするのでクヨクヨ思い悩まないようにしているのだが、具体的にとても心配なことがある。 とても…
あるトランプ支持者が嬉しそうにSNSにアップした画像。 トランピーというのは、大手メディアはすべて嘘つきと信じる種族と考えて差し支えなく、そのことをたった一枚の画像が正確に表現している。 これを目にした0.01秒後、わたしの脳裏には次の画像…
おーべー。 この言葉は、西ヨーロッパとアメリカの「進んだ文化や思想」を意識して使われることが多いが、こと男女格差をめぐる意識にかんしてアメリカはヨーロッパ先進国に比べてかなり遅れている。 それはたとえば、アメリカ人が女性リーダーを忌避する傾…
気分が暗くなることばかり。 たわけたことを思いついた銃撃犯のせいで「神の手が銃弾を逸らせた男」「不屈のアメリカンヒーロー」として一躍存在感を高めたトランプ。これでバイデンが勝てる見込みはゼロ? せめて民主党にできるのは、早期にバイデンの代わ…
日本人のほとんどが知らなかった石丸伸二氏なる人物に、突然スポットライトが当たっている。東京都知事選挙で知名度と組織票に支えられた蓮舫氏をぶっとばし、堂々2位につけた無所属。 開票速報が始まるやいなや小池氏に当確が出て、2位石丸氏、3位蓮舫氏…
きのうはアメリカの独立記念日で、いつもなら米国籍を持たぬわたしもめでたい気持ちになっていたものだが、今年はまったくそうならなかった。 つい数日前、連邦最高裁は「大統領の公務としての行動は罪に問われない」という判断を示し、多くのマトモなアメリ…
トランプの有罪なんてそんなに期待していなかった。この男を有罪にするためには陪審員12名の判断が全員一致する必要があり、そのなかにたったひとり紛れこんだトランピーが意図的に無罪を主張すればそれで終わりだった。最高裁の腐った保守派判事を筆頭と…
アメリカに来るたび ドアが重い~。 まずドアノブが固く、嘘みたいな力でないと回らないことがある。 ドアの押し引きにも渾身の力を振り絞ることが多い。 個人宅は別として、アメリカの公共的な建物は概してドアの通過が拷問になりがち。 高齢者、子供、女性…
アメリカはいろいろ豪快だ。 ラオス生まれの男性で、子供のころタイへ移住し、16歳でアメリカに渡ったチェン・セファンさんは、オレゴン州に暮らしている。 最近、セファンさんの身に大きな変化があった。 2000億円の宝くじが当たったのだ。 ん? 20…
米国政治史上、最も品性下劣な大統領として知られるトランプに最適の副大統領候補がいる。サウスダコタ州知事のクリスティ・ノエムだ。 広大な農場を持ち、多くの猟犬と銃器を所持するクリスティ・ノエムは、近々出版される回想録の中で飼い犬を射殺したこと…
ふたたび妻の職場のラオス人スタッフのことなんだけど、最近生まれてはじめての海外旅行を敢行したお兄ちゃんがいる。行先はシンガポール・・・と聞いてピンときた方はするどい。そう、テイラー・スウィフトのコンサート。何万円もしたであろうチケットに航…
日本は世界に7周半くらい遅れてセキュリティ・クリアランス制度をつくろうとしている。機密情報に触れる政府関係者のほか、民間人のうち国家安全保障にかかわる情報を扱う者を対象に、外国へ情報を渡してしまう心配がないかどうかをチェックする仕組み。 民…
移民が大嫌いなトランプ(自分だって移民の子孫だが、優先権を持つのは白人だけと信じている)が大統領になると、とても困るひとたちがいる。それはアメリカに住むラオス人。主にモン族のひとたちだ。 ベトナム戦争時、ラオスの共産主義勢力(パテトラオ)が…
息を吐くように嘘をつく与太者にして差別主義者・民主主義破壊者・肥大しきった自己愛に花を咲かることだけが目的でアメリカ国民への愛情などかけらもないドナルド・トランプが大統領の座に返り咲く可能性が日に日に高まっている。 4年前バイデンが当選した…
世も末じゃ~と嘆いてみたわけだが、世界情勢という意味では日本の政治がどうなろうと影響は微々たるもの。なんといってもヤバイのはアメリカ。もしトラ(もしもトランプが再選されたら)から始まり、今では「またトラ」が普通に語られている。 そうなったら…
山P似のイケメンがたいへん流暢な英語を話していた件、選考委員が知る限り彼には留学経験はなく、両親もごく一般的なラオス人。山Pの英語力は、アメリカンセンターの英語教室でつちかわれたものだった。センスがよかったせいもあるだろうが、おそらく熱心…
(長いっす。でも、どうか、頑張って最後まで読んでください) ベトナム戦争を知らないひとはいないと思うが、そのあおりを受けたラオスが人類史上もっとも激しい爆撃を受けたことはさほど知られていない。 ラオスに降った爆弾は、第二次世界大戦中に日本と…
妻の役所に勤めるひとが、ワシントンDCから新しい任地に転勤しようとしていた。住んでいたアパートから家財道具を送り出した夜、身の回り品を詰め込んだスーツケースをたずさえてホテルに移動するところだった。 アパートの前に停めたクルマにスーツケース…
日々の悩み事をこれといった結末もなく書き連ねるのはあんまりかっこよかねえなと改めて思ったのは、待ち焦がれた書類が届き、ついに旅行の準備が整った瞬間だった。アメリカ農務省からペニーの健康証明書が届いたぁ。 届きはしたが、やはり一筋縄では行かな…
歩道に陣取る物貰いさんについて書くと、どんだけヤヴァイところ?と思われるかもしれないが、ここはごくまともな地域である。一番多いのがジョージワシントン大学のビル(たとえばうちの真向いは理工学部)で、そのほかオフィスビルやマンションなどが立ち…
第二次世界大戦中、アメリカによる日独の暗号の解読が勝利の原動力となったことは広く知られているが、解読作業に多くの女性が携わったことはそれほど多く語られていないかもしれない。作業の舞台裏について書かれた「コード・ガールズ」という本の紹介文は…
雨が大嫌いなペニーが「どこにも行かないもん...」と路上にしゃがみこむところを誰かに見られたら虐待と誤解されかねないほど惨めな道行き。それでも1号ずぶ濡れになりながら姫に傘をさしかけていれば・・・ なんとか用事を済ませていただけることもある。 …
三連休の月曜を楽しんでいる。6月19日は、南北戦争が終わった1865年、テキサス州の奴隷が開放されたことで、アメリカの奴隷制度が完全に消滅したことを祝う日だ(June 19th 転じてJuneteenth と呼ばれている)。 奴隷制度は消滅したが、黒人の差別は…
トランプが国家機密文書を不法に持ち出して起訴された。その罪状は37件にのぼるというから、並みの悪党ではない。トランプは徹底抗戦の構えで、起訴は政治的な謀略だ、アメリカ国家は腐りきっていると叫んでいるわけだが、これは予定どおりのトランプ劇場…
妻はたびたび職場で微妙な気分になることがあるそうな。 彼女は目上のひとたちに丁寧な口をきく。既知の仲でファーストネームを使うよう求められた相手は別として、名前を呼びかけるとき Sir や Ma'am(Madam の略)を生真面目に使う。その習慣は前職の国防…
最初にアメリカで暮らし始めてから15年目だというのに、知らないことがたくさんあって面白い。驚いたことに、アメリカではまだ禁酒法が生きている。さすがに飲酒は禁止されていないものの、あの時代のなごりとして酒の販売が規制されているのだ。 先日のノ…
アメリカ人は仕事や収入が気に入らなければ勤めをプイと辞めて気楽に再就職というイメージがあるが、実態はとんでもなかったりする。「労働者を陥れる罠(わな)」と題するニューヨークタイムズの意見記事には驚かされた。 オハイオ州トレドに住む一児の母で…