Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

道端のひろいもの

イヌを散歩させながらスマホから片時も目を離さないひとを見かけることが多い。わたしの場合イヌの散歩はレスキューのときに始まったもので、安全管理や一匹一匹のクセの把握のためワンコから片時も目を離さないクセがついてしまった。そのおかげかどうか知らないが、イヌ目線でいろんなものを見るようになった。

普通に歩いていたらいちいち気に留めないようなものが次々と目に入り、けっこう飽きない。決まりきったコースばかり歩いているとボケそうなので、なるべく四方を徘徊するようにしていると、「こっちへ来てみてヨカッタ」とにんまりする光景にも出くわす。

80年代の初頭にスズキが製造したこのバイクを勤め先のセンパイが乗り回し、街なかでも高速クルージングでも快適そうでうらやましく・・・という40年前の自分の姿が見えるようで面白い。

目に見えるもののなかにはアメリカらしいものもある。下のビルの車寄せに「高さ制限13フィート」とある表示は、建物のデザインの一部になっている。

日本ではこういう処理を見た記憶がほとんどない。たいていは後付けの看板(しかも黄色と黒のだんだら模様でやたらに目立つやつ)が取り付けられており、役には立つのだろうがデザインもへったくれもありゃしない。日本には貼り紙文化とでもいうべきものが存在し、とくに役所関係の施設にはべたべたと際限なく貼り付けてあり、ひとつひとつがちゃんと目に入ることはない。

一方で欧米にはこのような親切さとでもいうべき発想はなく、必要な情報は自分で見つけてくる仕組みになっており、そのぶんガチャガチャとした貼り紙のない美しいビルが出来上がる。むろん、どちらがいいという話ではない。

花は誰が植えているのか。行政から委託された業者に決まっているが、そのひとたちの労働によって街がきれいになっていることは間違いなく、有難く思えてくる(ほどには年をとった)。

年といえば、この秋で4歳になるペニーさんはイヌや人間に見境なく吠えかかる癖が弱まり、かなりおとなしく歩けるようになった。他のワンコに吠えかかられても沈黙をつらぬくことが多く、最近の1号2号はずいぶん気を抜いて歩けるようになった。だから皆さん褒めてあげてね。

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