まる3日寝たきりだったインフル患者は、体温が最高38度ほどまでしか上がらなかったのが不幸中の幸いで、4日目の朝にはほぼ平熱を取りもどした。
それと入れ替わりで妻がぶったおれた。金曜の夕方まで必死に勤務してから帰宅。仕事に穴を空けなかった根性には称賛を惜しまないが、無理を押して頑張った反動か、39度まで熱が上がり、青息吐息でころがっている。
医務室で処方されたタミフルを飲んでいてこれだから、あの特効薬がなかったら今ごろどうなっているかわからない。ラオスで生死の境をさまようことだけは避けたい。
というわけで、この国に暮らすリスクの第二弾。
妻のオフィスのラオス人スタッフが足を骨折した。
よくある大家族暮らしで小さな子がうじゃうじゃいる家。彼は電球交換か何か高いところの作業をしてから床にポンと下りたつもりだったが・・・
その場所にはオモチャのボールが転がっていた。
ボールを踏んづけた彼の足首は激しく損傷。いわゆるなんというか骨の断面が皮を破って飛び出すほどの大怪我となった。
とりあえずビエンチャンの病院に急ぎ、最低限の処置をしてもらった。だが治療はタイでという彼の意志は固い。このレベルの重症をラオスで治療すると、重大な変形や後遺症に苦しめられるリスクがきわめて高いからだ。
翌日、クルマを仕立ててタイの病院へ。外科手術ができるのは5日後と告げられたが、彼はそれを受け入れた。手術まで長引く苦痛と、今後の長い人生を障害のある足で生きてゆく苦痛を比べてのことだった。
これは想像だが、病院とコネがあるタイ人や、多額の「謝礼」を払える患者であれば手術はもっと早かったかもしれず、ラオスから出かけていった彼の苦労は想像に余りある。
彼がその怪我をしたのは一昨日のことだから、手術はまだ行われていない。いったん帰宅して痛み止めを飲みながら頑張っているはずだ。
わたしは近日中に天井の電球を交換するつもり。もちろんペニーのオモチャには気をつけます。
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