Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ヤクザ式稼業の終わり?

最近は俳優タレントの皆さんの事務所からの独立が続いている。喜ばしいことだ。この現象は間違いなく長年続いてきたヤクザ的な支配の終わりを意味しているのだろう。

その仕組みのなかでテレビ局は大きな役割を果たしてきた。

現在のように YouTube やインスタなどの個人メディアがなかった時代、芸能人が有名になりたければ、すでに銀幕のスターになっているひとは別として、テレビに出るしか方法がなかった。

 テレビに出たい芸能人

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 テレビ局とつながりのある芸能事務所に所属

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 事務所が芸能人を奴隷的に支配

この構造のもとで芸能人は、ギャラの額や仕事の選択について不満があっても、我慢するしか方法がなかった。つまり、事務所だけでなくテレビ局もグルになって芸能人を搾取していたわけだ。

この状態は法的な面からも問題視され始めている。公正取引委員会は、芸能事務所のやり方は「優越的地位の濫用」にあたり、独占禁止法に違反するという見解をまとめた。つまり事務所は芸能人を奴隷的に扱うことをヤメロ、度が過ぎれば両手が後ろにまわるぞと政府が言い出しているわけで、少なくともあからさまな支配はしにくくなっているはず。テレビ局も、芸能事務所との暗黙の了解による芸能人支配からの脱却を迫られている。

という空気のなか、「〇〇さん独立」といったニュースに接するたび、日本の風通しの悪さがまたひとつ解消されていく様を想像して気分がいいのだ。

風通しといえば、われわれ外国に出ている日本人が待ちに待っていた風が吹き始めようとしている。それはマイナンバーカード。

これまでマイナカードは、海外転勤などで国外に出るときは返納させられていた。何度も海外赴任を繰り返すひとにとって、カードの返納と再申請の繰り返しは頭痛のタネだったろう。なぜそうだったのかは知らないが、役所がそう判断する背景には、外へ出て行く人間を閉めだす空気があったのかもしれない。そういう空気は、わたし自身いろんな場面で感じてきた。

だが時代はついに動いた(大袈裟すぎ)。今年5月からはマイナカードの返納義務がなくなり、継続的に所持できるようになる。それだけではなく、海外に住んでいてもカードがもらえるようになる。

きたああああああ

マイナカードさえあれば、ヒコーキと電車とバスを乗り継いで故郷の税務署に出向かずとも、民泊事業の納税がオンラインでできるようになる。はずである。

言っちゃなんだけど、こんなことたいていの先進国ではとうのむかしに実現している。日本もようやく、ようやく風通しがよくなってきた。テクノロジーのおかげやね。

思えば海外に出る日本人からいろんな権利を奪い、首を締め上げるようなことをしてきた日本政府は、ヤクザ式稼業の芸能事務所に似たところがある。つまり上から下までそういう社会だったということか。

今も暗い霧はすっきり晴れたわけじゃない。だから我々庶民はマイナカード一枚ぽっちの幸せをしみじみと噛みしめるのであーる。

「あたしは風通しいいよー!」

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