旅行
上空からタイの秘境?を目撃しながら、バンコクに到着。 行き先がバンコク市内だったら楽なんだけど、めざす保養地ホアヒンまでは230kmある。 昼間、バンコクの渋滞をかいくぐっての移動は3時間半から4時間かかる。安いのはバスだが5時間は覚悟すべ…
早朝のビエンチャン空港で我慢大会。 発着便が少なくいつも閑散としている空港なので、国際線でも2時間前に行けばじゅうぶんなんだけどさ、7時台とかのフライトの場合、そんなに早く行くと航空会社のチェックインはできるんだが、セキュリティチェックが稼…
「山」という漢字はここで生まれたのか! なんて思っちゃったりしたのは、2時間足らずのドライブで到着したヴァンヴィエン(バンビエン)という村。峩々たる山々に縁どられ、その大自然を満喫するため多くのひとが空まで昇ってしまうラオス有数の観光地だ。…
実に多くのことを語りかけてくる道路だった。タイ国境に接したビエンチャンから一路北に向かい、山岳地帯を抜けて中国国境をめざす高速道路。そうですもちろん建設費2兆円は中国がラオスを抱きすくめるようにして融資したもので、将来これが返済不能になれ…
そうだ、タイ行こう! となったのは、ラオスの正式な滞在ビザが下りて国外に出られるようになったから。アメリカで取得してきたビザは、最初の入国時のみ有効というもので、うっかり国外へ出てしまうと再入国できない~ ちなみに過去に赴任したバングラデシ…
親戚が送ってくれた写真。 癒しの国ラオス大周遊8日間。がちゃがちゃした観光資源が乏しい代わり、荘厳な寺院、山村リゾート、水牛のいる田園風景、メコン川下り、そしてなかなか隅に置けないグルメ。まだ休暇のとれていないわたしたちはビエンチャン市内の…
日本へ来て1週間目の火曜は、初めての快晴。東京ではネズミーランドのアトラクションが猛暑のため一部中止になったと聞くほか、日本列島は高気圧に覆われてぜんたいに夏日だったのか(ニュースちゃんと見てないのでよくわからない)。 わたしたちはここまで…
コストコで妻がこんなものを見つけた。 おでんだぁ。 いつもなら気に入ったものがあってもしばらく値段と相談してからでないと買わない妻がツイッと手を出した。 天下の紀文が調理を済ませ、あとは温めるだけで食べるだけ。カリフォルニアあたりの工場で作ら…
きょう6月6日をどんな気分で過ごしているかというと、あの日の経験について思い出し、ちょっとしゅんとしている。 5月2日、バイユーからクルマで30分ほどでオック岬に着いた。13万2000名の兵士が100kmにおよぶ海岸線に殺到し、前代未聞の規…
べつに期待してねーよとか言いながら実はちょっと期待していた。 プライオリティパス(以下、PP)という、世界中の空港のラウンジを利用できる会員サービスがあり、うちはこれに加入したわけじゃないが、今年使い始めたあるクレジットカードの付録として会…
パスタを作って食べようとしていたら、「あっ、あれがあった!」と膝を叩いた妻が冷蔵庫から持って来たものがある。トリュフチーズである。 これを買ったのはオランダの風車村。木靴の工房のほかチーズ製造所も人気スポットで、伝統衣装のお姉さんが若いチー…
最初にアメリカで暮らし始めてから15年目だというのに、知らないことがたくさんあって面白い。驚いたことに、アメリカではまだ禁酒法が生きている。さすがに飲酒は禁止されていないものの、あの時代のなごりとして酒の販売が規制されているのだ。 先日のノ…
昨春パリを訪ねたとき、タクシー車両の大半は日本車だった。それから1年が経ち、EV旋風が吹き荒れるヨーロッパ(2035年までにエンジン車の新車販売が禁止される)のこと、さすがに様子が変わっているだろうと思っていた。日本メーカーはEV開発で後れを…
前に少し書いたように、ノルマンディー地方の小都市バイユーは、ドイツ占領下のフランスで連合国軍により最初に開放された街だが、幸いにしてこの街が戦禍を被ることはなく、古くからの佇まいがよく残されている。 ぶらぶら歩きに適したサイズで、ゆっくり散…
ルアーブルからくっそ疲れるレンタカーで西に進むこと1時間半でバイユーに着いた。 バイユーは人口1万2000ほどの小さな街ながら、ノルマンディー上陸作戦により最初にドイツから解放された土地として歴史にその名をとどめており、街はずれには上陸作戦…
前回は断崖絶壁の村への経由地のように書いた港町ルアーブルに1泊ながら滞在し、風変りな体験をした。写真はこう見えても飲食店。 ざっと20メートル四方の敷地に屋台と遊び道具が置かれている。こんな妙なところを目指して来たわけではなく、最初は人並み…
今回のヨーロッパ旅で出入り口をパリとしたのは、ロンドン(ヒースロー空港)やアムステルダム(スキポール空港)の混雑=混乱ぶりがヤヴァイと聞いていたから。それに引き換えシャルルドゴール空港は拍子抜けするほど流れがスムーズで、ずいぶん楽だった。…
ヨーロッパ旅行は予定を2日残して切り上げることになった(妻は仕事から逃れることができず、しょっちゅうパソコンにかじりついては骨の折れる作業をし、間断なく押し寄せるメールに対処するうちストレスが高まったからか偏頭痛の過去最高レベルのやつに見…
パリの日本人街で夕食をとることになり、たまたま立ち止まったところにあったメニューボードの味噌ラーメンの写真に惹かれて「ひぐま」に入店したが、結果は残念なことになった。 餃子はここが悪いというほどの欠点がない代わり、見かけも食感もいまひとつ。…
クルマを借りたのはノルマンディー西部の史跡を訪ねるためだったが、そこまでの移動を行き当たりばったりで楽しむのにクルマ移動は最適。なるべく高速道路を使わず、田舎道をのんびり走っていると、そこここに出会いが待ち伏せている。 村はずれの農道に入り…
今回の旅は、ノルマンディー地方の中心都市ルーアンを起点に、西へ足を伸ばす予定でいた。西にはどうしても訪ねたい史跡があるからだ。 ノルマンディーの旅に欠かせないレンタカーを借りに行ったのはシクスト SIXT という会社。他社より安いことがメリットで…
アムステルダムから電車で12分行ったところにハールレムという街がある。ハールレムと聞いておや?と思ったあなたは鋭い。ニューヨークのハーレム地区の名の由来になった街だ。マンハッタン島に最初に入植したヨーロッパ人はオランダ人で(もちろん先住民…
アムステルダムから1時間半ほど走ると、低湿地帯の一角にヒートホルンという村がある。網の目のように張り巡らされた運河沿いに茅葺屋根の農家が建ち並ぶ風景は「オランダのベニス」とも称されるそうだが、欲望とゼニにまみれてぎっとぎとの輝きを放つベニ…
ブリュッセル駅で発車寸前のパリ行き特急から急いで降りてきたら財布がなかった件の結末。 まず、事の発端となった私の財布をアントワープまで行って回収し、ふたたびブリュッセルに戻ってきた。残念なお知らせは、妻の財布についてブリュッセルの駅員に相談…
旅行中の危機としては最大級てかメガトンパンチ級のやつに見舞われたが、まるで奇跡のような展開の末、ノーダメージで終わった話。 その日わたしたちはベルギーのアントワープを列車で発ち、ブリュッセルで高速鉄道に乗り替えてパリへ、パリからローカル線で…
これまでいろんなところを旅してて、今回ほど土壇場に追い詰められたことはなかった。ほんとに危なかった(暴力関係ではなく)。なんとか切り抜けはしたんだが、すっごいストレスのうえ昼飯抜きでフラフラ、体力気力ともに尽きかけた状態でホテルに着き、な…
パリ → ブリュッセル → アムステルダムと流れきて、この街での最大の目的は田舎歩きだった。これまでアムステルダム以外ではライデンやデルフトなど都市は歩いてきたが、オランダの真骨頂である「美しい村」の体験はまだだった。 朝一番、駅前からツアーバス…
異世界もしくは100年前へのタイムスリップのような体験だった。 パリの宿が狭さを逆手にとる演出だったとすれば、こっちはボロさを逆手にとる宿?と思ったのはアムステルダムのクラフトマンホテル Hotel The Craftsmen のこと。 気でも触れたのかと思うほ…
ブリュッセルで究極の野暮用を済ませたあと、妻は去年わたしたちの涙腺を崩壊させた天使さんに会って、結婚祝いを手渡した。先日わたしが日本から運んできた富士山グラスのペア。彼女の新婚生活にちょっとした彩りを添えてくれればいいな。 これでブリュッセ…
パリに一泊したあと、わたしたちは今回の旅行の本来目的を遂げるためブリュッセルに向かった。 高速鉄道はとても混み合っており、前夜にオンライン予約したときは既に残席わずかになっていたらしい。ひとの動き、活発です。 ブリュッセルに着いたのは日曜。…