Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

国際転勤

針ぷすっ

自覚してなかったけど両手を握り締めるヘタレな吾輩。 1回目の注射からちょうど2ヶ月が経った帯状疱疹の予防接種。2回目は副反応が軽くて済むのかと内心期待していたところ「おんなじだよー」と言われて凹みながらのお仕置き。 針の痛みが前回の8割ほど…

ギリギリの判断

ペニーをキャビン同伴できなくなった経緯について。 いくつかの航空会社が候補にあがった。 A社:インキャビンOK、乗り換え1回。ずいぶん早いうちに座席が売り切れていた。 B社:インキャビンOK、乗り換え2回。ただしアメリカの航空会社(またはコー…

掃きだめの鶴(あるいは地上の星)

洗車機から白い泡が降り注ぎ、それが流されたと思ったら今度は紫色の泡が降ってきた。おそらくこれはワックスだろう。長ければこれから半年のあいだ日晒しにされる車体を少しでも守ってくれればいいのだが。 引越し先に持って行くクルマをどうするのか、現地…

ペニーさん、3000ドルの旅

アパートが完全に空っぽになり、寝具もないところでは過ごせないので家具付きアパートに移った。場所はワシントンDCのフォギーボトムという地区で、大学やオフィスビルがひしめき合うエリート臭ぷんぷんの街。 残念なことにわたしたちが入った部屋には駐車…

それらはみな真っ黒だった

すべての荷物の運び出しが終わり、部屋が完全に空になった。一年前、日当たりと開放的な間取りに惚れ込んで選んだ部屋も、家具を入れれば狭くなるばかりだったが、あらためて空っぽになるとこんなに広かったんやねえ(引越しあるある)。 退出直前、ガラス窓…

窮地を救ってくれたプリカ

たった1年だったけど住み慣れた場所での朝散歩はこれで終わり。 なんでかってーと主要な引越し荷物が送り出されたあと、まだまだブツが残っておりましての、それらはアメリカの倉庫で保管されますのじゃ。というわけで、今夜からは別のところに移って出国ま…

「しばらくお会いできなくなります」なランチ

1時間かけて義両親宅を訪ねた。わたしたちはふたりとも本調子ではなく、明日の倉庫への送り出しに向けて作業が山ほどあってギリギリなんだけど、気合を入れて出かけた。これから3年の任期のうちにアメリカへ戻ってこられるかどうかハナハダあやしいという…

「あの荷物は今~世界の果てまでイッテQ」

パックアウトが終わって気が楽になったせいか、妻が「ペニーと寝るの」と言いだした。ペニーが来てから3年、いくつかの理由により人間のベッドには上げたことがなかったんだけど、ちょっとだけやってみるかという話になった。 引越し時の「つなぎ」で使って…

ペニーさん、どしちゃった?

荷物のパックアウトは無事終了。人生で二十数回目の引越しは、足場の悪い現場でそれなりに準備できたと思っているし、引越し屋さんも頑張ってくれて、8時間で済ますことができた。梱包が異様に手厚い海外引っ越しとしては上出来。 4人の巨大な引越し屋さん…

死ぬ気でベッドから這い出る

日本から戻って3日で引越しってのは結果的には無茶スケジュールやった。わたしたち自身の出発が2週間後に迫ってるというのに、ペニーをすんなり連れて行けるのかどうかがいつまでたっても判明せず、妻は日本にいるときから夜昼かまわず500ヶ所の相手先…

お、重かった・・・

ふつう一時帰国といえば荷物は少ない。季節にもよるが、往きはスーツケース半分ほどで身軽に。帰りは食品などを詰め込み、それ以上に買い物をしたときは布製バッグを使用(アメリカ航路はスーツケース2個無料なので有難い)。 だが今回は往きの手荷物重量が…

コストコでマスクを外せない理由

不愉快な話でアレだけど、これからまだ何度か書いていくことになると思うのは、書くことにより少しでも洗い流さないと、心に毒が溜まるから。 コストコで何百ドルも買い物したのは、任地にアメリカングッズをどっさり送り込むため。地域のうちでも特に後発組…

闇をさまよう妻

拙者、体がだるい日がけっこうありましての。健康診断の数字はいつも GOOD(EXCELLENT ではない)だし大きな病気もしたことなく、だるい原因がよくわからんのだが、ともかく朝から動く気がしないことが少なくない。もしもペニーのいない暮らしだったら歩くこ…

ここへ来てクルマ買うとか買わないとか

転勤先へクルマを持って行くのかどうか、けっこう悩んだ。内陸国とあって運送に6か月かかる(隣国の港に降ろして通関させ、それから陸路で国境を越えるときまた通関させるからだろう)ため、①クルマが来るまでの不便 ②長期間の輸送中に車内びっしりカビだら…

乾電池すらアカンと

シュレッダーがフル回転している。 デジタル化の終わった書類を粉砕がなかなか終わらない。腰を曲げての作業はけっこう疲れるが、これも引越し準備の一端なのでがんばるしかない(といいながらガビガビガビと紙を食べていく様子を見るのが楽しい)。 引越し…

いったいどこなら安全?

クルマで出かけたときペニーを乗せていって、知らない街を散歩した。 平地に体長800メートルほどのワニが歩いてきて、べったり腹ばいになったような台地があり、そのワニの背中からの見晴らしのよさを求めて人々が集ってきたらしき住宅地。 ペニーさんに…

半年も納豆食えねえ?!

さいきん地味にうれしかったことは、納豆づくりがとてもうまくいったこと。過去何回かは、発酵段階で雑菌が混入したためかアンモニア臭が発生し、注意深く作業したのになぜか失敗が続いた。 一晩かけて大豆ふやかすの図 今回はアンモニア臭なし、よく発酵し…

あと5週間、ちょっとタイト

数日ぶりに太陽が黄色くない朝を迎え、首都圏住民はさぞかしゴキゲンだったことだろう。 散歩に出たら、ペニーさんは挙動不審が消えて普通に歩けるようになったので、調子に乗って遠出してみた。金八先生のロケをやってそうな土手の道を行く。 唐突に引越し…

嬉し涙出ますわ

週末に帯状疱疹の予防接種で七転八倒したばかりというのに、月曜朝から別の予防接種を受けに行ったわたしたちは真の勇者であると言いたいところだがそうではなく、タイムリミットが迫ってきたので仕方なく行ってきた。 2018年にダッカへ赴任する時にわた…

ルクルーゼは代打?

こういうのを引越しの「事故」に入れていいかどうかわからないが、4年前、アメリカからバングラデシュに引っ越したとき、船便で届いた家財を開梱中、ティーポットを割ってしまった。 夕闇せまる時間帯、作業に疲れて手もとが怪しくなっていたからだろう、ふ…

一縷の望み

10日前から始まったペニーさんの減量。獣医さんから言われた適正体重(7kg弱)まで500グラム落とすことが目標。 エサを10%カット、おやつは野菜増量、散歩はできるだけ長く、棒投げガウガウもペニーが飽きるまでたっぷり続けるようにしている。 そ…

爆発するから運べない

8月の引越しをひかえて、荷物の整理が始まった。入居する家はけっこう広いうえ、われわれの家財の量は高が知れているから、グワバッと持ち込めば済む話。ではあるのだが、アメリカの引越し業者は仕事が雑で、破損事故が多いため、大切な品々は自前で梱包し…

アホみたいな理由で

パリに一泊したあと、わたしたちは今回の旅行の本来目的を遂げるためブリュッセルに向かった。 高速鉄道はとても混み合っており、前夜にオンライン予約したときは既に残席わずかになっていたらしい。ひとの動き、活発です。 ブリュッセルに着いたのは日曜。…

いまんとこ少しラッキー

最初は9月と思っていた転勤時期が少し前倒しになるようで、もしかして8月上旬?な空気も流れ始めたこのごろ、任地から一通のメールが来た。 どうやらこの家に住むことになるらしいんだが、なんか無駄に広くね?てか植民地の総督の屋敷みたいにエラそうで、…

公園ランチでの収穫(ってほどじゃないが)

今日は思い切りふわっとした話を書く。 妻のダッカでの同僚たちが公園に集まるというので、ランチ持参で行ってきた。まだ日本の疲れが残っていて家でゆっくりしたいのが本音だったが、「ダンナどしてる?元気してる?今回は来られる?」という熱心なお誘いに…

紙との格闘

シュレッダーをかけるバビビビビという音がわが家に響くようになった。 家庭用の小さなやつだが一度に8枚まで処理でき、馬鹿にできない仕事ぶり。何を切り刻んでいるのかというと、バイデンの別荘から密かに持ち出した機長年溜めこんできた各種書類。 アメ…

こんなに買っちゃって・・・

さあ転勤イヤーだ! ってわけで、早ければ7月に行われる引越しにむけアレヤ、コレヤと狂ったように散財している。過去最大規模となったブラックフライデー、さらなる戦果のひとつがこれッ。 高圧の水がぶしゅうううっと噴き出すクリーナーで、主に洗車用。…

アメリカ男ときたら

前回予告したように、クリスマスパーティーに行ってきた。この種の催し物会場の定番となっている義妹宅は、小学生の息子ちゃんのための飾りつけ+プロジェクター投射がほどこしてあった。 よほどの邸宅でもないかぎり前庭なんてものが存在しない日本から来る…

こんな生活には耐えられない?

妻の職場のひとたちが情報交換するSNSに、転勤先での暮らしについての質問が載った。 質問者は入省して初めての海外赴任で、とある発展途上国へ行ったらしく、以下のような問題に悩むこととなった。 ・家にムシが出る ・窓に鉄格子がついている ・水道水…

ついに正式決定

今年の椅子取りゲームがようやく終わり、来秋ごろの転勤が正式決定した。 いえーい! しつこいようだが嬉しいのでヨメ自慢。ハンデだらけのレースを全速力で駆け抜け、終わってみれば二件のオファーをお断わりして余裕のゴールを決めた。職員のなかには5月…