Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

お化けピーナッツ

雨が大嫌いなペニーが「どこにも行かないもん...」と路上にしゃがみこむところを誰かに見られたら虐待と誤解されかねないほど惨めな道行き。それでも1号ずぶ濡れになりながら姫に傘をさしかけていれば・・・

なんとか用事を済ませていただけることもある。

そうやってペニーも体の緊張が解ければ案外機嫌よく歩きまわる日もあり、今朝はふたりして奇妙なクルマを発見。

最近テレビでお蚕さまの番組を見たばかりだったので一瞬そっちに引っ張られたが、わたしにだって人並み(かそれに近い)認知力がある。これはピーナッツだ。

本気でフリをする姿勢は認めるが、車体の「四隅」の把握が難しく、車庫入れなどの取り回しはめんどくさそう。

ともあれこんな変なクルマはピーナッツ屋の宣伝カーだろうと思ってググったらそのとおりで、以下 Wiki からのオンライン翻訳丸投げでご紹介。

NUTmobile(ナッツモービル)は、クラフト・ハインツが所有するピーナッツの形をした自動車のシリーズで、米国でプランターズ製品の宣伝・広告に使用されている。最初のバージョンは1935年に作られた。NUTmobileのドライバーは「ピーナッター」と呼ばれる。9人のピーナッターが選ばれ、その年に3台のナッツモービルを運転して全米を回る。これらのブランド代表者は、通常、広告、マーケティング、広報、コミュニケーションの学位を持つ大学新卒者である。

面白いのは「ピーナッター」は単なる運転手ではなく、商品知識をしっかり身に着け、各地でプロモーションに励むピーナツ大使のような存在であること。

この仕事、自分がアメリカの新卒者だったら全力で応募しただろうな。クルマの運転が好き旅が好きで、給料もらって全米を駆け回るなんて願ったりかなったり。サービス精神はわりとあるほうなので、製品のプロモーション活動もけっこうがんばると思う。

なんちゅう可愛らしい顔

なによりアメリカのいいところは、新卒でさっさと就職しないと売れ残るなんてことがなく、むしろ社会でいろんな経験を積むことにより人間の幅が広がったと解釈される可能性が高い。
役人の世界も同様で、たとえば妻の職場は新卒採用なんて無きにひとしく(入省者の平均年齢は確か32歳ぐらい)、ある程度の社会経験あって初めて人物評価が可能という考え方によるものだろう。

地頭のいい東大生から順に受かっていく日本の国家公務員制度とどっちがいいのか、わたしにはわからない。妻の職場にだって途方もない役立たずやサイコパスの悪魔がいくらでもいることだし。

何が言いたいのかというと、アメリカに生まれてピーナッターになりたかったぞう。

ペニーは6.9kgの壁を破り、6.8kgに近づいてきたもよう。

8.9じゃないよ

ここまで0.4kg(わたし換算4kg)減量してきたペニーに拍手ぅといいたいところだが、キャビン同伴の旅が可能かどうか、かなり難しい状況に変わりはない。

同伴が無理なら手荷物扱いで貨物室に置いてもらうことになるが、夏場は空港の気温が高くて危険なため、航空会社から断られる可能性がある。そうなると秋か冬までペニーはアメリカを出ることができない。いったいどうする?

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