トランプが国家機密文書を不法に持ち出して起訴された。その罪状は37件にのぼるというから、並みの悪党ではない。トランプは徹底抗戦の構えで、起訴は政治的な謀略だ、アメリカ国家は腐りきっていると叫んでいるわけだが、これは予定どおりのトランプ劇場。
心配なのは、トランプの陰謀論を丸呑みにする有権者の存在。このひとたちは事実に目を向けることを一切拒否し、トランプの言い分のみが真実であると考え続けるだろう。
トランピーだけじゃない。次の大統領選で共和党候補者に投票しようと思っている有権者の7割以上が、今回のトランプ起訴が政治的なものかどうかが「気になる」と答えた。司法への不信感が育っている。トランプ魔術(嘘も100回言えば真実になる)の面目躍如といったところか。
トランプ支持者とトランプに影響されたひとたちは、今後の選挙でトランプが負けたらどうなるのだろう。目が覚めて正気にもどるのか。残念ながらその可能性は低いと思う。「何も信じられない病」をアメリカに根付かせたトランプ魔術を甘く見てはいけない。
ちょっと話が飛躍するんだけどさ、トランプ魔術が解けなくなっちゃったアメリカがこれからどうなるのかというと、二大政党制の崩壊 → 政治の流動化が起きるんじゃないか。
共和党は、トランピーや宗教右派といった身内の過激派の抑えがこれまで以上に難しくなって崩壊。おなじく民主党も、バイデンに代表される「穏健派」白人オヤジへの反発でサヨク過激派が勢いづき、党内の統一がこれまで以上にとりにくくなって崩壊コースへ。
政党がたくさんできたらどうなるのか。日本のような、別に努力しなくてもひとつにまとまっていられる国だったら政治がグダグダでも問題ないが、アメリカはそうもいかないだろう。だから次の大統領選は、どっちが勝ってもアメリカ政治の終わりの始まりになるんじゃないか。
ところでペニーさんは道端のフェンスに小動物の影をみとめてハンター本能爆発。ぴょんぴょんが止まりませんでした。
もう少し根性があったらフェンスをよじ登って仕留めてやるところだがリスめ、運のいいやつじゃ・・・
一方で、そういう興奮要素のないときは引っ張りが弱くなり、いい子ちゃんで歩くことが多くなってきた。1号2号との行動に安心感が得られるようになってきた?アメリカ政治の行方より読みにくいペニーさんの心理。
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