Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

アメリカは耐えられない?

三連休の月曜を楽しんでいる。6月19日は、南北戦争が終わった1865年、テキサス州の奴隷が開放されたことで、アメリカの奴隷制度が完全に消滅したことを祝う日だ(June 19th 転じてJuneteenth と呼ばれている)。

奴隷制度は消滅したが、黒人の差別はなくならず、今もアメリカの闇であり続けている。

だが世間には阿呆が大勢いて、たとえば Black Lives Matter 運動が起きるなり White Lives Matter と言ってみせるヤカラが湧いて出てくる。ひとの命はすべて大切だが、黒人の場合は命が軽すぎることが問題なんだけどね。

近ごろネット上では、「奴隷制度ってそんなに悪かったか?」という書き込みが増えているらしい。奴隷は所有者によって衣食住を保証され、さしたる苦労もなく生きていられたんだから、言われるほど悪い生き方じゃなかったはずと言いたいのだろうが、自由を束縛され、逃げればリンチ、生まれた子供はどこかへ売り飛ばされても文句を言えず、女性奴隷は所有者の慰み者にされという暮らしのどこが「悪くなかった」と言えるのか。

その程度の想像力もない脳たりんが増えているアメリカは、これからどうなるのか。なんでもかんでもトランプのせいにするのは脳たりんの思考法だが、トランプの出現により白人優越主義者が勢いづいたこととこの件とは無関係ではないだろう。

話は変わるが、バイデン大統領の認知症疑惑がメディアを賑わしはじめ、気持ちが落ち着かない。リアルにボケ始めてるんだったら側近どもがストップをかけるものと信じたいが、政治の世界は奇々怪々、何が起こるかわからない。

仮にバイデンが出馬を取りやめたとして、民主党にはトランプに勝てる候補がいるのだろうか。そんな勢いのある政治家の存在を、今はまだ感じることがない。ゆうべ妻はこう言った。

「トランプがもう一回大統領になったら、アメリカは耐えきれないかも・・・」

何をどう耐えきれないのか、いろんな可能性があるわけだが、それについて考えると気が鬱々とするばかりなので、今はやめておこう。

いま我が家はごっちゃごちゃ。例によって船便・航空便・手持ち・倉庫向けの仕分けが始まり、いったんはすべての持ち物を床にぶちまけるような作業になってしまうので。その落ち着かない雰囲気のせいかとも思うが、散歩に出て花を見るたびすい~っ引き寄せられていく。花を愛でるのは老人の特徴だって?うるせえや。

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