Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

契約社員とか言いだしやがって

息を吐くように嘘をつく与太者にして差別主義者・民主主義破壊者・肥大しきった自己愛に花を咲かることだけが目的でアメリカ国民への愛情などかけらもないドナルド・トランプが大統領の座に返り咲く可能性が日に日に高まっている。

4年前バイデンが当選したときわたしが期待したのは、高齢の御大が自己の使命をもっぱらトランプ再選阻止ととらえ、大統領職からは一期で潔くしりぞくこと、同時に有力な後継者(つまり民主党のスター)の育成に尽力することだった。もしかしたらバイデンも最初はそう考えていたのかもしれないが、今では続投の意欲満々、86歳までやるつもりだ。典型的な老害。やっぱり権力はひとを狂わせるんだね。

害悪どうしの争いから目を背けて暮らしていきたいものだが、そうもいかない事情がある。トランプは以前から連邦政府の職員を減らす減らすと言ってきた。中央政府を目の敵にし、ワシントンDCという「腐った沼の水を抜く」という決まり文句で右派から支持されてきた。そして今度は外交官ですら契約職員に置き換えていくと言いだしている。コストカットが目的だろう。

具体的にはどうするつもりなのか。現役外交官のクビを切って契約職員に置き換えるとすれば、何が起きるだろう。同レベルの学歴をもつ民間サラリーマンと比べて半分くらいしかもらっていない彼らは、四捨五入していうなら使命感だけを支えに世界を転々としているというのに、今より低い給与と簡単にクビを切られる立場を提示されたら「もうええわ」となる可能性が高い。

ここではモヤッとした書き方しかできないが、トランプが示すこの方向性は我が家にも深刻な影響をおよぼす可能性がある。トランプ再選となれば、ただでさえ支離滅裂なトランプ外交の説明役という苦しい立場に置かれるうえ、自分のクビが危うくなるんだもん。

そうなったら辞めるかね・・・

と話し合うこともあるが、もしも大量退職が起きたら、妻よりずっとエライひとたちがどっと就職市場に流れ出して椅子の取り合いが始まるから、チャンスはなかなか回ってこないだろう。

きょうパソコンに向かうなりこのネタが頭に浮かんだのは、体調のせいかもしれない。週末から出始めた咳がなかなか引っ込まず、熱がないからさほど心配してなかったんだが、だんだんと喉に炎症が出てきて不愉快。きょうは朝から何もする気になれなくてソファにひっくり返っていた。ラオスでは気軽に訪ねられる病院もなく、ブルーな気持ちがふくらんでくるなかでエイヤッとパソコンを開いたらこうなっちゃった。

ペニーさんが付き添ってくれてるのにねー

病気ネタほど読んでてつまらんもんはないのでこれくらいにしておくが、トランプ由来の潜在的な危機は我が家にとって「今そこにある危機」。ハリソン・フォードみたいなかっこいいヒーローが現れてばしぃっとやっつけてくれないかなあ。下司トラのやつ。

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