Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

エールフランスのみじめな旅

ワシントンDCダレス国際空港を発ったエールフランス機は一路華の都ぱりーすを目指したわけであるが、機上の7時間は悲惨だった。

まず機体が古い。ボーイング777ー300ERという90年ごろデビューした機種。そのころは普通だったのかもしれないが、荷物入れの奥行が浅いせいですぐに満杯になってしまう。

そのため搭乗ゲートでは手荷物をチェックイン(して貨物室に入れるよう協力)しろとうるさく言っていた。

古いだけならいいが、エールフランスの方針なのか手入れが行き届いておらず、あちこちに擦り切れや染みが目立つ。掃除も甘くて、トレイがコーヒーで汚れているとかが普通だった。

とまあそのあたりは目をつぶれば見えなくなる現象なんだけどね、座席の狭さばかりはどうしようもなかった。横幅が通常のエコノミーより狭めに感じただけでなく、足もと空間が極限まで切り詰めてあった。

わたしですら膝がついてしまうというのに、アメリカ・フランスその他からおいでの皆さんはいったいどうしているのか。その懸念は最悪の答えとなってわたしに降りかかってきた。

午後9時半発のフライトで少しでも眠ろうと映画も観ずに寝る努力をしたのだが、約10分ごとに背後からのキックを浴びて眠るどころではなかった。静かなる殺意は湧いたが、仮に文句を言ったところで自分が何をしているのかわかっていないタイプと見えたので、無用なトラブルは避けるべく、ほぼ徹夜でがんばった。

そんなわけで想定の3倍ヨレヨレになって到着したパリ。本来であればTGVに飛び乗ってブリュッセルを目指すところうまく行かず、仕方なく宿をとったのだが、それについては多少のよいこともあり、まずまずの気分で旅を始めている。

それにしてもねむっ。

ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ