というと誰かおっかない人の帰国を待つ図式になってしまうが、この場合帰ってくるのは自分自身。今夜からヨーロッパ旅行に出かけ、2週間後に帰宅するその日まで震えながら過ごすことになる。
なんでかというと、きのうアパート地下駐車場でクルマの窃盗があったから。地上の出入り口のシャッターが年中こわれていて24時間開放のことが多く、その隙(というか隙だらけのところ)を狙われたのだろう。
アヤシイ人物を見かけたひとはいないかと保険会社から問い合わせがあったが、目撃情報に頼るのもいいけど監視カメラはどうなってるのかと。メンテナンス費用を極端にケチっているアパートだからカメラなんて1台あるかどうか?ちゃんと録画できてる?
このような不幸なお知らせに接してから旅に出るなんて実に乙な話で、心が落ち着かないったらありゃしない。旅に出ようが出まいが盗まれる確率は同じだが、被害に遭ってすぐ通報するのと、最悪2週間遅れるのとでは結果も違ってくるかもしれない。
わずかな救いは、うちのクルマが地下2階にあること。ドロボーにとってわずかな心理的障壁になり得る。ちょうど今管理会社からメールが来て、「車両は常に施錠し、車内に貴重品を残さないことをお勧めします」なんていってるが、ハイありがとう、いつもそうしてます。
2週間後に帰ってきてクルマの無事が確認できたら、ささやかなお楽しみが待っている。
丹沢の地酒に美味しいのがあったので賞味すべしと頂戴した一本。贈り主は志望校への入学を果たしたKちゃんのお兄ちゃんS君で、一昨年の夏に結婚した。コロナのせいで披露宴の開催はかなわなかったが、盛装の記念写真からは初々しいふたりの弾む気持ちがよく伝わってきた。
寸志(ほんとにわずかばかりの)を差し上げたところ、S君はとんでもなく義理堅い性格なのか、勤務地に近い神奈川県足柄上郡によい酒があったといってプレゼントしてくれた。
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わたしが日本へ来るたびお邪魔するS君の実家(東京)で預かってもらっていたのを、お父さんが民泊作業現場まで持って来てくれた。
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この一本は是非とも妻と味わいたく、スーツケースの奥深くに仕舞いこんでアメリカまで持ってきた。←今ココ
帰宅後ゆっくり味わうつもりだが、体は震えていない。今んとこアル中ではないので。
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