Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

おしゃれなあの国の病気

自分でもけっこう驚いたんだけど、月曜朝に帰宅して以来、木曜朝までのほとんどをベッドで過ごしてきた。病人やんこれ。それでも腹だけは空くもので、食事どきになるとむっくり起き上がり、日本にいたときより大量に食べる不健康ぶり。木曜のきょうこそ体を起こして過ごし、わずかでもカロリーを消費しなくちゃ。それにしても高齢者が怪我や病気のせいでいったん床につくと容易に寝たきりになりがちな件、わが身をもってクリアに理解できるようになるとは・・・

病気といや「フランス病」がまた出たねえ。台湾問題なんて米中が勝手にやってりゃよくて、欧州が追随するもんじゃないとのたまったマクロン大統領。でもね、おたく以外のヨーロッパ諸国はあんまりそう思ってないんじゃ?いま中国を放置して力による現状変更を認めてしまえばロシアのウクライナ侵攻が正当化されかねないリスクを、正気なヨーロッパ人なら誰でも認識しているだろうに。

マクロンのような「誰も気づいてないことにフランスだけは気付いている」的ポーズはフランス人の伝統芸。とくにアメリカがからんだときにこれが出てきやすいのは、超大国の下にいる感じをかれらが嫌うからだろう。

なにしろフランスは(フランス人の頭のなかでは)ローマ文明の最優秀後継者であり、その意味で辺境に位置するイギリスや、そもそもローマ文明に浴することのごく薄かったドイツは救いようのない田舎者。ましてやアメリカ人などという食い詰め新教徒の子孫なんて・・・という高々としたプライドを胸に宿しており、ときどき我慢がきかなくなって横紙破りな行動に出る。今回のは、まさに中国の思う壺。

習近平「うっしっし・・・」

とボロカスに書いてきたわけだが、フランス人をめぐっては拙者も多少の苦労をしており、いざ仕事にとりかかろうというときフランス人スタッフの「俺にはこんなユニークな考えがある」演説を聞かされて辟易しながらも「うんうんそうだね素晴らしいアイデアの開示ありがとう!」な態度で顔を立てることの面倒くささといったら・・・

そういう経験がいくつかあるからといってフランス人を憎むものではない(それをいうならドイツ人もイギリス人もたいがいだし、日本人はもっと扱いにくい民族にちがいない)が、マクロン発言をめぐる記事を読みながらロシアのウクライナ侵攻開始当時のことを思い出し、┐(´д`)┌ヤレヤレ 気分が湧きあがってくるのは止めようもない。

これを書いている途中で散歩に出たんだけど、陽光が気持ちいいのと同時にあたまくらくらしてやばかった。ゆっくりリハビリするわな。

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