Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

スパイ?

妻が本省ビルで打ち合わせがあったので送って行った。バス+地下鉄だと乗り換えで1時間以上かかるところ、クルマなら最短10分で着くので楽ちん。

小一時間で済む会合だったので、そのあいだポトマック河畔まで行ってペニーを散歩させようと思ったら、シマッタ!リードがない!仕方がないので折り畳みカート用のゴム紐を代用。

フックをかけただけだが、こちとらペニーの動きはだいたい予測できる(とくにトイレタイムは)ので、常にゆるくテンションがかかった状態に保つ。トイレしてもらうだけならこれでなんとかなるんやなあ。もちろん今後はクルマに予備のリードを積んどくよ。

などと反省しながら妻を迎えに戻ったら、本省ビルの前で不思議な動きをする人物を目撃。フードをかぶり(気温24度、風なし)アメリカでは極めて珍しくマスクをした女性が、ビルにカメラを向けている。

おおーこれが〇〇省かぁというスナップ写真ではなく、動画もしくはパノラマ写真を撮っているのか、盛んにカメラを左右に振っている。けっこうしつこく撮り直してから足早に立ち去っていったそのひとは、間違いなくアジア系だった。ステレオタイプな反応は慎むべきだが、政府による諜報活動と産業スパイの大活躍で知られる某大国の関係者ではないかと反射的に疑ってしまう。ワシントンDCはスパイにとって世界一働き甲斐のある街だろうしなあ。

うちからDCへポトマック川を渡って入って行くとき、橋の向こうに霧を湛えて静まる街を見るたび、公園のベンチでCIAのエージェントがロシアの二重スパイと接触するひと昔前の映画のシーンが浮かんでくる。わたしの妻だってそういう仕事を秘密裡にしている可能性ゼロとは言い切れないところがこの街の面白さだ。

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