散歩コースのひとつ、広大な緑地の一角に草ぼうぼうのエリアがある。約50×100メートル、サッカーコートほどの広さ。周囲には金網が張り巡らされ、立ち入ることはできない。
土壌汚染でもあって隔離されているのかと思ったら、逆にすこぶる健康的な理由があり、それは「草刈り管理地域」という小さな掲示板に記されていた。
1.昆虫・野生生物の棲家を増やす
2.芝刈り機の使用抑制による二酸化炭素の排出抑制
3.持続可能な景観の促進
4.自生植物の育成
5.観察環境の提供
そういうことやったんか。たしかにこのあたりは野鳥をよく見かけ、その理由はエサの昆虫が多いからかもしれない。土地に余裕のある国はいいね。
草ぼうぼうじゃない線路沿いの緑地を歩く。
この写真を撮ったのは日本へ出発する3日前で、これでしばらくのんびり散歩もできなくなるのかと溜息つきながらだった。小狭しい街を駆け回る日々が間近にせまっていた。
とか言いながらこれを書いているのは新宿のホテルの小部屋(五木ひろしじゃねえ)。
そうなんだよ、来ちゃったんだよう。
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