Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

鬼畜が開く?未来への扉

ジェフリー・エプスタインの事件は、単なるスキャンダルの枠に収まらない重さを持っている。

巨額の資金と広い人脈を持つ人物が、長年にわたり深刻な犯罪行為を続けていたこと。そして、その周囲には多くの著名人や権力者の名前が取り沙汰されたこと。

問題は「誰が関与したのか」というゴシップ的関心だけではない。

社会の上層部にいるはずの人々が、もし長期間にわたり重大な犯罪を見逃し、あるいは関わっていたとすれば、それは制度そのものへの信頼を静かに蝕む。

エプスタインが所有していたカリブ海の島

この風景を、市民はどう見ているのか。

資本主義や民主主義の仕組みは完璧ではない。それでも私たちは「他に代わる現実的な選択肢がない」という前提のもとで受け入れてきた。

権力者が常に清廉潔白であるとは思っていない。それでも、最低限の一線は守られていると信じたい。だがその前提が揺らぐとき、人々の感情は怒りよりも、むしろ“しらけ”に近づいていくのかもしれない。

資本主義がどん詰まりにさしかかり、生活が厳しさを増すなかで、社会の頂点から倫理の崩壊を示すようなニュースが届く。そうした積み重ねは、既存の政治や制度への距離感をじわじわと広げていく。

偶然か必然か、日本では庶民を置いてけぼりにはしないと約束して圧倒的な信認を得た高市早苗が首相に就任したわけだが、もしかしたら国民は、男性権力者というものに愛想を尽かしかけているのかもしれない。

既存の枠組みとは異なる姿勢を求める空気が、確かにある。

世界に目を向ければ、既存政党への不信を背景に、新しいタイプの政治勢力が台頭する動きも見られる。アメリカ合衆国でも、従来の二大政党の枠を超えた変化を求める声が強まっているように感じられる。

社会の構造転換は、通常ゆっくり進む。だが、大きな不信や失望が重なったとき、その速度は一気に増すことがある。

エプスタイン事件は、そうした転換を早める象徴的な出来事になるのかもしれない。

転換が良い方向に向かうのか、悪い方向に向かうのか。

そこは誰にもわからない。

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