ごく少額ながらわたしが iPS細胞の研究に寄付金を送っているのには、多少のワケがある。
72歳で他界した父は、心臓の筋肉が薄くなり、血液を送り出す力が弱まる病気(拡張型心筋症 DCM)を患っていた。進行をある程度遅らせる方法はあるが、基本的には止められない。
もしも父の存命中に iPS 細胞が登場していたら、もっと長生きできたかもしれない。現在は、iPS 細胞からつくられた「心筋シート」を貼り付けることで心臓のポンプ機能を助ける治療法が確立しようとしている。
いまどき72歳での死は早すぎる(わたしだったらあと5年しか残されていない)。
父にはやりたいことがいっぱいあった。五十代で始めた彫刻が大好きだったし、病が発覚して入院と自宅療養を繰り返すようになってからも郷土史の本を粘り強く書き進めていた。
日枝神社の30年に一度の大祭の実行委員長をつとめ、数年がかりの準備作業の采配を最後は病床から振るっていたが、自身が大祭の日を迎えることは叶わなかった。
あのとき父の心臓に貼る「心筋シート」があったなら・・・
そう思うにつけ、iPS 細胞への応援に力が入ってしまうのだ。

ペニーちゃんもね、おめめのまわりに白い毛がぽつぽつ見えるようになってきた。
一緒に歳とっていこうね、と話しかけている。
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