バンコクの巨大市場に、ペット業者が集まる一画がある。

大小の鳥、爬虫類、観賞魚、哺乳類、なんでもござれ。



とんでもなく暑い日、空調が効いている店はほんの一部にすぎない。

ここへワンコを見に来た。

わたしたちはイヌの店頭生体販売はなくすべき(良質なブリーダーからの購入は別)だと考えているが、今はちょっとした事情がある。
ペニーのお友達を家に迎えたいと考え、ずっと適切な子を探し続けてきた。ペニーと同等か小型の子。
だがラオスでは困難をきわめる。保護犬がいたとしても大型犬が中心。あとは荒々しい野犬と飼い犬とペット屋での生体販売のみといっていい。
日本やアメリカから連れてくることも考えたが、ハードルは高い。
保護犬との出会い、豊かなタイだったら事情が違うだろうといろいろ調べたが、英語の通じるレスキューは大型犬ばかり、小型犬をあつかうところはタイ語オンリーで、メッセージを送っても返事がない。ガイジンの相手がめんどくさいのかも。
わたしたちが保護犬を迎えられる可能性は限りなくゼロに近く、それでもペニーの友達が欲しければペット屋しかないことを思い知らされた。
パピーミルや売れない子の廃棄など、深い闇を背景にもつ生体販売に加担するのか。
長く続けてきた自問自答にはっきりとした答えは出ていないが、とにかく歩き回って「出会いを体験」するところまでは来た。無理やり自分たちの背中を押してきた。

生体販売業者を疑いだしたらきりがない。病気や障害が出にくい交配管理をしているのか。売りに出す子の健康診断はちゃんと行われているのか。母親から離してはいけないといわれている週齢(日本の動物愛護管理法では8週)は満たしているのか。

どう見てもそれより若い子が多くいて、質問すると「6週」とか答えてくるのだが、どこまで本当かわからない。
仮にわたしたちが生体販売反対の看板を取り下げ、「やむを得ず」ペットショップで購入するにしても、納得のいく結果になるのかどうか、さっぱり想像がつかないでいる。
ペニーはこの秋7歳になる。年を取り過ぎて精神の柔軟性が乏しくなる前にお友達を迎えたい・・・とはいえ、タイでそれをやる場合、まずペニーと対面させて反応を見ることができず、これは大きな賭けになってしまう。
課題が多すぎて、いったいどうすればいいのかわからない。
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