子すずめは死んでしまった。
ここに書き込んでから1時間後、様子を見に行ったら小箱のなかで動かなくなっていた。すでに体力を使い果たしたところで発見されたのか、もともと病気でも持っていたのか、栄養を補給して持ち直すことができなかったのだろう。
コメントでアドバイスをいただいた時点ではすでに事切れていたのだが、ダメでしたと報告する気力が湧いてこず、反応できなかった。ごめんなさい。
痩せた小さなからだを白い紙で包み、庭の片隅に埋めながら涙がこぼれた。せっかく生まれてきたのに、つらい目にばかりあって楽しいことなどひとつもないまま死んでしまった。自然界ではごく当たり前のことなんだけどね。保護したとき手のひらに伝わってきた弱々しい体温を思い出して胸が詰まる。
次に生まれてきたときはちゃんと飛ぶんだぞ!
あと何度かはそう声をかけてやりたく、埋めた場所に墓標代わりの小石を置いた。
こう書きながら、思ったより自分が凹んでいることに気づく。歳のせいってのは勿論だが、イヌと暮らすようになってから命への感覚が敏感になっているんじゃなかろうか。
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