このアパートへ越してきてよかったことのひとつは水回りの配置で、ペニーの足洗いに重宝しているわけだが、水回りの性能ということになると疑問符がついてしまう。
排水装置の故障で床が水びたしになったのは2週間前のことで、すぐに修理に来てくれはしたのだが、直りましたといって彼らが去ったあと、別の問題が出た。
トイレを流すたび、洗面台のシンクに「ブン」という弱い破裂音とともに少量の水が噴き出すのだ。
ちなみにこの浴室では、トイレとバスタブと洗面台の3系統の排水をひとつに合流させる仕組みになっている。
洗面台に噴き出す水はトイレ排水そのものではなく、シンク下のU字トラップに溜まっていた水が下からの圧力で飛び出したものだから「それほど汚くはない」けれど、雑菌や臭いは否定できないし、なによりトイレ流すたびってのは勘弁してほしい。
そこでふたたび水道屋さん登場。
「原因がよくわからねえ」とか「うーん難しいなあ」とか言いながら1時間半ほど頑張った末、なんだか大ぶりな部品を交換して帰っていった。
おかげで洗面台への逆流は止まったが、今度はバスタブへの逆流が起きた。トイレを流すたびU字トラップから「ブン」。
もぐら叩きゲームが始まった。
再再度、水道屋さんが来た。今度は3人で。
しばらくああでもないこうでもないやったあと、部品をもうひとつ換える必要があるが、わが社には在庫がないので注文することになるといって去っていった。
部品はいつ入荷するのか、水道屋さんはいつ来られるのか、部品交換して問題解決するのか・・・
どうしてこうなるのか。
このアパート、天井がえらく高いところを見ても、一番新しくて戦前、もしかしたらそれよりずっと古い建物かもしれない。
古ければ古いほどメインの排水管が細い=キャパシティが低い可能性があり、そこに端を発した問題が出てきやすい。
加えて問題の浴室は、後付けでつくったものという可能性もある。
アメリカ政府の転勤者用住宅は、セキュリティのため玄関からなるべく遠いところに主寝室を置くようになっている感じで、もしかしたらこの物件も、玄関近くにあった元々の主寝室(たいへんゆったりした浴室付き)を客用に転じ、奥のほうのスペースを新たな主寝室+浴室に改築したのもしれない。
排水キャパシティが十分に確保できていないところに浴室をつくれば、いろんな無理が出てきても不思議ではない。
部品の交換とやらで済めばいいのだが、もしかして水まわりジゴクに突入?な夏の盛りである。
夏といっても本日の最高気温21℃。ふだんは25℃前後で、暑いときでもせいぜい28℃だし、湿度が低いからほんと申し訳ないくらいの過ごしやすさでしゅ。
あとは水まわりの心配だけなんとかクリアできたら、かなり幸せ。
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