自分史上最長の糸引きとなった。
ベルギーに来てからは初めての自家製納豆。
糸は長いだけでなく、箸で引き離すのにひと苦労するほどの粘り腰で、いったいどうしたことかと驚いている。
豆は北海道産のけっこういいものだが、前回ダッカでつくったときはそれほど糸を引くことはなく、味も淡白だった。
おまけにコロナ退避で9ヶ月もダッカを離れるあいだ放置されていた豆(2019年産)だから、品質はけっこう落ちるだろうと覚悟していた。
今回の意外な出来具合は、製造法によるかもしれない。
ダッカで納豆づくりを始めたころは発酵にヨーグルトメーカーを使っていたのが、わりと早期に壊れたため、しかたなく変圧器(240V→110V)の熱を利用することにした。
熱がまんべんなく伝わるよう数時間ごとにタッパーの向きを変えるなど、ちょっとめんどくさかったし、うっかり放置してしまったこともある。
このたび幸いなことにヨーグルトメーカーを再び入手できたのだが、以前のやりかた(時間・温度・湿度の管理)を忘れたもんだからテキトーにやってみたんだよね。
そしたらどうしたわけか最長糸引きねっとりしっかり納豆ができちゃった。
水分が抜けすぎて一部の豆が硬いという不具合があったので、次回はそこを工夫すればもっとよくなるかも。
まあ出来の良しあしはともかくだな、これで当面日本食品店の高っかいやつを買いに行かなくて済む。
ニッポンジンはやっぱり納豆です。
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