ペニーはお姉ちゃんたちによく面倒を見てもらって幸せそう。
現在Cさんは山荘のあるバーモントから東方のメイン州(アメリカ合衆国の東の果て)に民族大移動している。
ワシントンDCの職場から離れる一方で、いったいいつまでリモートワークができるのか知らないが、コロナのことを考えればできるだけ都会には戻りたくないだろう。
コロナ死者が33万人を超えたアメリカでは、事ここに及んだというのに、コロナなんて単なる風邪さとか、マスクなんて無意味とかいう連中が減るどころが増えているという話もあり、まともな神経の持ち主はさぞかし不安だろう。
そんなアメリカのためにグレースちゃんがひと肌脱ぐことになった。
マスクをしろと言われたからしかたなく着用したけど正しいやり方がわからんという人のために見本を示してくれたのだ。
自由気ままな性格で落ち着きがないという印象をもっていたのだが、グレースちゃん、なかなかどうして辛抱強いモデルぶり。
考えてみたらペニーもサングラスを嫌がらず撮影に付き合ってくれたが、わんこはそういう子が多いのかな。
ところでCさんがこの写真をつくったのは、アメリカを救うという使命感はもちろんのこと、楽しい写真がバズってお金が入ってきたら「スリッパ事件の損失の埋め合わせになるからさー」というふざけた動機だったのだそうで。
もちろん冗談だけど。
で、本題は日本のこと。
渋谷のロフトでカメラが売られており、見れば懐かしきフィルムカメラばかりだった。
こういうのに2万円3万円を出す若者が増えてるってことだよな。
フィルム代もかかるわけだし、画質でいったらデジカメのほうが何倍もいいのに、現像するまでわからないという「制限」が面白いのだろう。
途上国では皆が必死になってデジカメに手を伸ばそうとしている一方で、日本では真逆の動きが起きている。
カセットテープやレコードを若者が面白がったり、おっさんが懐かしんだりする現象はずっと続いているが、花の東京のオシャレな売り場に並んだフィルムカメラを見るにつけ、
こういうのが日本の豊かさなんやなあ・・・
という思いがこみあげてくる。
当たり前すぎて、途上国の空気を吸ったことのあるひとじゃないとわかってもらえないかもしれないし、わたし自身このときは何を食ってもうまい日本滞在で気分がハイになっていたわけだし。
とにかく豊かで穏やかなことは素晴らしい。
あとはこの繁栄がいつまで続くかだ。
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