Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

それはフィリピン産だった

ひと月近く前に始めたタイヤさがしの旅は、ラオス流にゆるゆると進行した。

探し求めたブツは YOKOHAMA の看板を掲げた別の店にあった。

実はこの店、最初に足を運んだところだったが、応対に出てきた姐さんは「ヨコハマタイヤは置いてない」とにべもなく、ええーこんな大きな看板出してるのに?!と食い下がっても埒が明かず、一度は撤退。

その後あちこち回ってもタイヤが見つからなかったので、最後にもう一度・・・と思って再訪してみたら、マネージャーぽいおっちゃんが出てきて、まったく同じタイヤは手に入らないが、同サイズで性格も似通ったやつなら手配可能とのたまうではないか。

タイからの取り寄せに数日かかるといわれ、手付金を払って帰宅。

数日後、もう少しかかると連絡あり。

それから更に数日後、もちょっとかかると連絡あり。

それから更に数日後・・・

というラオスあるあるごっこに興ずるうち、我が家はインフルエンザに襲われ、タイヤ交換どころではなくなり、1ヶ月が過ぎてしまった。

そんでもまあ行ってきたよ。

面白いのはヨコハマタイヤといってもフィリピン産だったこと。タイヤは命を載せるものだから正直なところ「う・・・」と思いはしたが、工場での品質管理は我が同胞が適切に行っているものと信じ、片目をつぶって受け入れた。

もうひとつ交換をお願いしたのはエンジンオイル。その作業のためRAVの車体をぐーっと持ち上げたところ・・・

車体の腹にはラオス名物の赤土がこびりつき、貫禄じゅうぶん。

高圧水クリーナーでしっかり洗えば落ちるんだけど、またすぐに着いちゃうんだよね。酸性土壌だったりすると車体の劣化が早まるので、これは嬉しくない風景。

オイルどばー。こんなに黒く汚れてるんやったらもっと早く交換しとけばよかった。

ひとつよかったのは、北米ではマイナス20℃でもちゃんと機能する柔らかめのオイルが推奨されているのに比べ、この店では気温の高い東南アジアに適した硬めのオイルを選んでくれたこと。暑さでちょうどいい粘度になる。

変なもの食ったときのペニーみたいな顔をする兄さん

このほか、注文した記憶はないんだけどエアフィルター2枚も交換。土の微粒子がびっしり溜まってエンジン性能を落とすからねえ。

それと4本のタイヤすべてに光沢剤を塗ってぴかぴかにしてくれた。日本でも高級車ディーラーだったらやってくれるかもしれんが、ここは街のタイヤ&整備ショップだぜ。クルマ=かなりのお金持ちという図式がこういうサービスを生み出すのだろうか。

ちなみにタイヤ・オイル・オイルフィルター・エアフィルターの交換費用は340万キープ(160ドル)。同じことをアメリカでやったら少なくとも倍額かかるだろう。ラオスは申し訳ないほど人件費が安いんだね。

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