Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

自分たちが帰れなかったら

なんでかね、そのうち病気で死ぬんじゃないかってほど体が重い。

午前中はがんばってパソコンに張りついてた(民泊を airbnb 以外の旅行サイトに掲載する準備)んだが、昼食後に映画の続きを30分ほど観たあと、ソファから立ち上がれなくなった。

ナチ占領下のベルギーで若い警察官がユダヤ人狩りを手伝わされる暗い話に元気を吸い取られたせいか、今朝がた変な夢ばっかり見て何度も起きてたせいかわからん。だるくてしょうがない。いずれ死ぬ運命にあることは重々承知だが、今はまだ受け入れられない。

死ぬといえば、こないだルアンプラバンに滞在中、妻とわたしはほぼ同時に同じことを考えていた。

(帰りの飛行機が墜ちてふたりとも死んだら、ペニーのことはあのひとたちが面倒をみてくれるだろうか・・・)

わたしがこれを口にしたとたん妻が目を丸くして「ちょうどそのことを」と言った。あれはどうしてだったのか。わたしのぎっくり腰が重症だったら滞在を伸ばす必要あるかも、飛行機はまだとれるだろうかなんて考えていたからか。

死んだらペニーどうする問題は、旅行に出るたびいつも頭のどこかにあるというか、おそらく最終的には義妹が善処してくれることを頼みの綱としているわけだが、米国外に暮らしている以上なかなか難しいことでもあり、現在であればラオスで飼い主が見つかることがいちばん有難い。

あの一家はどうか・・・

そんなことを期待して預けたわけではない。ただ「その時」はいつくるかわからない。

あのあと奥様から聞かされたのは、預かってもらった翌日くらいのことだと思うが、何かの拍子にペニーがころりと仰向けになってお腹を見せ、奥様のハートを蕩(とろ)けさせてしまったという。

そんなに可愛く思っていただけたのであれば、しかも一家に「そろそろまた飼おうか」という空気があるのであれば、あのままペニーを育てていただける可能性まあまああったかもしれない。

ラオスでの知り合いにしても、義妹にしても、セーフティネットになり得るひとを確保しておくのが飼い主の責任ではあるが、実際にはなかなか難しい。

そんな感じで、日常問題としての生と死についてつらつら考えてみた。体すごくだるいけどまだ死なないぞー。って話じゃないけど。

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