朝一番、ペニーと庭に出たらぶしゅうううう。事件は、よく茂ったバナナの根元で起きていた。
塀の下の方にある白いパイプは水道管。これが割れて水が噴き出していた。
パイプと塀の隙間に生えてきたバナナが育ちすぎてパイプをぐいぐい押し出し、ついには折ってしまったらしい。
なんで庭に水が引いてある?いい質問だ。芝生などの散水のためのものだ。
だがここに、とんでもない問題のタネがあった。この水は水道に直接つながっているのではなく、住宅用の貯水タンクから引っ張ってきたものだった。ちょっと意味がわからないんだが、とにかくそういう仕組みになっていた。
おそらく夜中のうちに始まったと思われる漏水は、タンクの貯水能力を上まわるスピードで水位を下げ、ついにタンクは空っぽになり、我が家の台所も風呂もトイレもすべて断水してしまった。
大家さんが水道屋さんを連れて来てくれた。
水道屋さんがいうことには、バナナが茂りすぎていて作業できないからちょいと伐らせてくれと。
伐採は1本では済まず、あと3~4本伐らせてくれと言ってくるのを「それは悲しいなぁ~」などとぐにゃぐにゃ抵抗していたら、合計3本で済んだのだが・・・
こんなんなっちゃった。
もともと茂り過ぎだったのを庭師さんが間引いてくれて、ちょうどいい感じになったと思ってたところからの大鉈(なた)。設備を守るためとはいえバナナが可哀想でね。まあ植物の成長がめちゃ早い土地だから、来年ぐらいには迫力ある風景にもどってるかもしれない。
断水は無事に解消されたけど、ちょっとアレな気分の金曜日になった。
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