Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ペニーさん、まさかの

アメリカ人の家に招かれた。その家にはわんこがいるが、ペニーを連れてくれば?とのお誘いがあり、同伴してみた。予想どおりガウガウしてしまったので、ホストさんのわんこは庭に出され、ペニーは室内で自由に動けることとなった。

モデルハウスみたいな素敵な家。ところがペニーさん、赤いラグの上でいきなり腰を落とし、チャアアアしてしまった。キッチンに飛び込んでペーパータオルを探したが見当たらず、浴室からトイレットペーパーをひったくってきて吸い取る。脱臭剤がないか尋ねたが、そういうものは備え付けがないという。どうしよう?!脳内血液が逆流。だがホストさんは涼しい顔をしている。

「うちの子もよくするから気にしなくていいよ。あとで酢をかけて脱臭しとくから」

場所を示すタオルをかけて一件落着したわけだが、ほんとに肝を冷やしたよー。

ペニーが家の中でおしっこするのは初めてのこと(室内トイレ訓練中の事故はのぞく)。どうしてこんなことに?おそらくビエンチャンへ来てマーキングする機会がなくかったことが原因。庭では仕方なく「女の子ちゃんスタイル」で済ましているが、やっぱりこの子には強いマーキング衝動があり、ホストさん宅のわんこのにおいをかいでスイッチが入ってしまったのだろう。

人間どもの夕食会が始まった。事前に示された出前メニューから希望の品を伝えておき、ゲスト到着時刻に配達してもらう。これだったら招く側に負担がかからず、そのぶんカジュアルな気分で呼んだり呼ばれたりがしやすい。

ビエンチャンの職場は職員同士の交流が密らしいが、もしかしたら出前の活用がそれを支えているのかも。

まさかの騒動を巻き起こしたペニーさん、その後は1号2号の足もとでスタンバイし、時おり降ってくる戦利品を着実にものにしていた。

マーキングに話をもどすと、この子にとって健康的ともいえるマーキング行動ができるよう、公園などへ連れ出してあげたいとは思っている。候補地はいくつかあるが、どこへ行っても必ず野犬を見かける街で本当に安全な場所なんてあるのだろうか。探検はまだ始まったばかり。

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