心臓が止まるようなメールがアパート管理会社から来た。うちの下の部屋で水漏れがあったという。原因として最初に疑われるのは、いうまでもなく我が家。
うっ、嘘やろ?!
閉めてきたきたはずの蛇口から轟々と流れ落ちる水。浴室から寝室へと流れ、床に並べられた引越し段ボール箱が濡れてぐだぐだになっていく映像が脳裏を駆けめぐる。下の階のひとには申し訳ないが、このタイミングでの水漏れ事故は我が家にとってキツすぎ。
妻が速攻で電話。だが細かい事情を知らないフロントのひとからは何も情報を得られず、焦りばかりが募る。とにかくマネージャーから電話がほしいと伝えたとき、新しいメールが来た。メンテのひとが入室して調べたところ、我が家では水漏れが認められなかったという。例によって土足民族の来襲を受けたわけだが、今回ばかりは不平を言うまい。
それでは水はどこから来たのか。どうやら我が家の上階の壁の中で水漏れが起き、配管を伝って下の階に達したらしい。つまり、我が家へ流れ込んでいた可能性もあるわけで、とりあえずホッと胸を撫でおろしながらも、リスクは去っていない様子。
マネージャーは、翌朝配管工に入ってもらって詳しい状況を調べ、我が家でも作業が必要だったら知らせると言ってきたが、あれから丸一日たった今も音沙汰なし。アメリカ人が約束する「あす一番」とか「折り返し連絡」ってのはだいたいウソなので期待していなかったが、今回は事が事だけに気になっている。
そしたら別件のメールが来た。駐車場で車上荒らしがあったという。地下3階、いちばん深いところに停めてあったアウディのドアが無理に開けられた。だから皆さんドアロックは確実にかけ、車内に貴重品を置かないようにとか言ってきやがるんだが、根本的な問題は誰でも駐車場に入ってこられるセキュリティの甘さだろう。
4月にクルマが盗まれる事件があり、それまで24時間開きっぱなしだったシャッターを修理してはいたが、その後シャッターが閉まってるところなんて3日に1回も目にすればいいほうで、基本的には市民のみなさま泥棒のみなさまに向けて開放されている呑気な駐車場。ほんとにひどいアパートだ。あと2週間ちょっとでおさらばできると思えば今さら腹も立たないが、留守中の水漏れ事故だけはなんとか防いでほしい。
うちのクルマはアパートではなく、ダレス空港の露天駐車場に置いてある。ヤバそうに思われるかもしれないが、監視カメラがたくさんあって案外ちゃんとしているらしい。知らんけど。
ペニーは元気にしている。お気に入りのアイスバーをくわえたときは無敵。その調子で楽しくやっててちょうだいね。
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