Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

急減したフォロワー

フォロワー急減って、わたし自身のことじゃない。減るほどいない。

ある学者(けっこう著名なひと)が朝ツイッターを開いたところ、自分のフォロワーがいきなり500人減っていて驚いたという。

俺ってばいきなり不人気?!

急いで調べてみたところ、消えたフォロワーはフォローをやめたのではなく、ツイッターをやめたひとたちだったと判明。これだけの大人数が同時に同じ行動をとる理由はひとつしか考えられない。イーロン・マスクによるツイッター買収。完全なる言論の自由とかいう、それ自体は美しい言葉だが、実社会には通用しそうにない謎理論を振りかざし、ツイッターの役員から社員までをどんどん追い出して何をやろうとしているのかよくわからないが、これを潮時と見たユーザーがけっこういるということだろう。

その気持ちわかるよ。もしもツイッターにトランプが復活したら、またしても嘘八百を垂れ流すのかと思っただけでうんざり。今回は敵を知って戦おうという気にもなれず、虚無感に駆られたユーザーは数知れないだろう。この学者さんとつながりのある著名人からは、「わたしのフォロワーも今朝300人消えた」といった報告が続出した。ツイッターのアプリを削除する「しゅっ」という音がアメリカじゅうから聞こえてきそうだ。

ツイッター、どうなるのかね。完全に自由な言論とか言ったって、ツイッターが無料サービスであるかぎり広告収入なしでは運用できず、すでに多くの大手広告主がトランプ復活なら広告を停止すると警告している。そして多くのユーザーは、ツイッターの自由が「スポンサーが許す範囲」であることを承知して利用している。世間とはそういうふうにグレーな空間であることを知っているからだ。完全に自由な言論を標榜するマスク氏には、そういう世間の常識が見えていないのか、はっきりと見えているからこそ魔術のような手法で変えてみせようとしているのか、凡人には想像もつかない。

「ねー、つかないよねー」

イーロン・マスクは傑物だと思うが、ぬめっとしたあの感じが気持ち悪く、最近では頭の中身がどうなっているのかわからないというか、なんかすげえ思い違いをし始めているんじゃないかと思うと萎えるんだよね。だからお金があってもテスラは買わないな試乗したときはすげええええって思ったけど。

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