今年の椅子取りゲームがようやく終わり、来秋ごろの転勤が正式決定した。
いえーい!
しつこいようだが嬉しいのでヨメ自慢。ハンデだらけのレースを全速力で駆け抜け、終わってみれば二件のオファーをお断わりして余裕のゴールを決めた。職員のなかには5月にスタートして奮闘してきたのに椅子がひとつも取れていないひともいて、そういうのはヨーロッパとか人気の場所ばかり狙うからじゃないかと思うんだけど、妻はヨーロッパに集まる連中にありがちなギラギラ出世願望と性格の悪さにうんざりして「あんなとこ一生行かねえ」といっており、もっぱら途上国に狙いを定めてしっかり射止めた。
ブのつく街では悪魔が今でも妻の悪口を言って歩いているのだそうで、目の前から突然消えたオモチャが憎くてたまらないのだろうが、無駄に顔の広い悪魔が世界中の知り合いに偽情報を流しているのだとすれば、今回の椅子取りもどこで足をすくわれるかわかったものじゃなく、最後の最後まで緊張が解けなかった。偽情報によって棄損された妻の評価は、これから時間をかけて修復していくしかない。小石を積み上げてエベレストをつくるようなもんだけど。
振り返れば2019年のダッカ赴任以来、腰の落ち着かない暮らしをしてきた。
ダッカ 13ヶ月
アメリカ 9ヶ月(コロナ退避)
ダッカ 1ヶ月(退避終了後すぐに転勤)
アメリカ 3ヶ月(研修)
ブリュッセル 12ヶ月
アメリカ 15ヶ月(予定)
座布団が温まらないだけじゃなく、船便の家財が届くまで手持ちの身の回り品だけで過ごす落ち着きのなさ、船便が着いてから住居が整うまでのせわしなさってのもあり、なんだか年中ホコリがたつなかで暮らしている感じ。次のところは任期が3年だから、これでようやく少しは・・・と話し合っている。
以前に任地をクイズでとかふざけたことを書いたが、セキュリティ上の差しさわりがあるようで、ここでの公表は控えておきます。アジアの田舎ぽいところとだけ。アジアつっても〇〇スタンな国がいっぱいある中央アジアまで範囲が広いけどね。
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