Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ペニーさん、一番のクスリは〇〇だった?

ペニーの不調が解消しないまま、わたしたちはロンドンへ出発することになった。

島国イギリスは日本ほどではないにせよ動物の検疫が厳しく、長い時間をかけて準備しないとペニーは入国できないので、ペットホテルに預けることにした。個人のペットシッターにお願いする手もあったが、お腹の具合のせいで余計な手間をかけることが憚られ、今回は業者を選んだ。

出発の朝のペニーは、散歩に出てもすごく消極的だった。

歩きたくないもん。帰りたいもん。おしっこなんてちょっとすればいいもん。うんちなんてぜんぜんしたくないもん・・・

下痢でもいいから何か出してくれればいいのだが、前日からぴたりと止まっていて心配は膨らむばかり。まったく元気なく、わたしたちが行ってしまうことを悟っているとしか思えない態度に胸が詰まる。

さらに辛いことに、わたしたちはいろいろな都合によりロンドンに2泊せざるをえず、そうなるとペニーはホテルに3泊する必要があった。

朝食後、すぐにブリュッセル郊外のペットホテルへ。

広々とした緑地を備え、人間の目には素晴らしい場所と映るが、ペニーにはどうだったか。知らないわんこのにおいと、四方から聞こえてくる何十匹もの吠え声に異様なほど興奮している。対人対わん関係が苦手な子が、わたしたちから切り離されてこれほど刺激の強い場所に放り込まれるのだから、ストレスはすごいかもしれない。お腹の具合は復活するどころか更に悪化するかも。家で与えてきたチキンと米の「リセット食」は要冷蔵でホテルに管理をお願いできないから、今日からドッグフードにもどるわけだが、そんなんで大丈夫なのか。

加えてホテルといっても人間用ではないから、コンクリートむきだしの箱みたいな部屋で、明り取りの窓は高いところにあり、ドアを閉めれば閉塞感ひとしお。刑務所みたいな雰囲気に胸が詰まり、とても写真を撮る気になどならない。

ホテル預けは辛い選択だったが、わたしたちとしても人生を大きく左右するロンドン行きをキャンセルするわけにもいかず、目をつぶってペニーを預けてくるしかなかった・・・

 

4日後、前夜遅くに帰宅し期待と不安でよく眠れずズタボロになった体を引きずってペニーを迎えに行く。

ストレスとお腹の不調でわたしたちよりずっと悲惨な状態だったりして・・・

という不安をペニー姫は見事に裏切ってくれた。

キュンキュン+ワンワン鳴きちらしながら飛びついてきて、めちゃ元気。

お腹の不調はどうなったのかというと、帰宅した日の午後、彼女は健康的な素晴らしいやつを提示してくれた。

―― うへえぇぇペニー元気になったんだね?!

あれほど長く引きずった不調はなんだったのか。やっぱり原因はわたしたちのストレスの伝染だったのか。だとすればペニーにとって一番のクスリは、わたしたちと離れることだったのかもしれない。

そうだとしたらほんとにごめんねペニーさん。でもまあ心づくしの「リセット食」も貢献したのかもしれんし。

人間どものほうは、先が短くなってきたブリュッセル暮らしをせいぜい楽しんでおこうと、朝市での買い物のあとカフェーのお茶を楽しんだりしている。下町の店のくせにといっては叱られるだろうが、抹茶パウダーがえらく香り高かったりして、さすがはグルメの国だわいと今更ながらに感動している。

ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ