Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

妻、スリ被害にあう

ブースター、打ってきた。

アメリカでのワクチン接種から8か月、効果の弱まりが心配されるなかでのブースターは有難かった。

ぷるるっ ぷるるっ ぷるるーっ

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とパワーアップした気分。

去年の夏、わたしはコロナ禍の行方について、

・収束はどんなに早くても2021年春

・2021年いっぱい続いてもあまり驚かない

と考えていた。

コロナの変異種が次々に出てきて、なかにはとんでもなく手に負えないやつもあるだろうと思ったから。そういうことをブログに書くのは憚られるので、妻を相手にしゃべっただけだが。

そんな素人の悲観的妄想などぺしゃんこになればよかったのに、ここへ来てオミクロン株の出現、それを見た日本政府が即座に外国人の入国を禁止するのを見ながら、いったいどこまで行くのやらと兜の緒を締めなおしている。

先進国中ではワクチン接種が遅れた日本は、今後各国の後を追うかたちでワクチンの効果が薄れ、欧米のような感染爆発を起こす可能性がないとはいえない。

東京にいるわたしの甥っ子は、コロナ下で延期を余儀なくされていた結婚式を「いくらなんでも年を越せば・・・」と考えて1月に挙げることにしている。なんとかうまくいってほしい。

ところでニューヨーク市ではコロナ以前と比べて殺人事件が50%増、銃撃事件は倍増している。

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金まわりの悪化とともにその社会の一番やばい部分が突出してくる。幸いなことにベルギーでコロナによる犯罪増という話が耳に入っていないのは、銃社会ではないからか。

ただしコソ泥は増えているかも・・・と思うのは、最近妻がコートのポケットからMOBIBカードを盗まれたから。

地下鉄に乗車中、比較的空いている車内でドスンとぶつかってきた男がおり、そのあと下車してから革ケース入りのカードがないことに気づいた。

ブリュッセルではスリがとても多く、妻は財布や身分証はバッグの奥深くに押し込んでいるが、地下鉄カードはそういうわけにもいかず、やられてしまった。

ぶつかってきて注意をそらすのはスリの常套手段。ただしこのときの犯人のぶつかり方は強すぎず弱すぎず、被害者に気取られるリスク最小限のスゴ技だったようで。

仮にスリ行為に気づいたところで、おまえ盗っただろ返せと迫ることは難しく(とくに女性は)、被害が軽微だったことを喜ぶしかない。

悲惨だったのはその後で、妻はカードがなければ改札を通過することができず、慌てて見回しても駅員の姿はまったく見えず(そういやわたしも見たことない)、カードを失くした場合は〇〇といった掲示があるわけでもなく、立ち往生してしまった。

反対側からやってきた女性が、「わたしにくっついて出なさい」といって妻を脱出させてくれた(そのひとは改札を3回通過したが、1時間以内は乗り放題なので金銭的なご迷惑はかけずに済んだ)

もうこうなってくるとね、カードやお金ぐらい持ってっていいから妙なウイルスくれるのだけは許してちょうだいとなんでもコロナ中心の思考になるのはかなり不健康。

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