ノイハウスのアウトレットはひと箱の量が多かったり、そもそも高かったりで、おっかなびっくり少量を買うだけで退散してきたわけだが、ノイハウスほど高級ではないレオニダスのアウトレットには多少の期待があった。
ブリュッセルの街はずれにあるその店舗は、リアルに生産工場の片隅に置かれていた。
むきだしの壁と天井がかもしだすコストコ感。それでも「こちらは初めてですか?」と声をかけてきた店番の兄ちゃんがなんでも丁寧に説明してくれ、温かみが伝わってくる。
チョコはいかにも生産ラインからぴょいぴょい撥ねられたやつを詰めましたという感じ。
チョコの種類が多く、いちいち値段をつけることがめんどくさいのだろう、「1kg=15ユーロ(1900円)」という手のかからない売り方。
ただ、たいていの箱が2kgたらずも入っていることが多く、おんなじチョコをそれだけ食う未来像があたまに浮かばない。
季節商品のアウトレットもあり、美しいパッケージのまま。
残念ながらわが家の好みに合ったやつがなかったのでパス。
買ったのはこれだった。
貼り紙に「これは詰め合わせ例です」とあるように、箱ごとに中身が変わる(商品の箱は密封されている)から、ガチャのつもりで買うしかない。
チョコ粒を数えてみたら64個入り。これで30ユーロちょっと(4000円)は安くて涙が出るというほどではなく、むしろレオニダスのアウトレットでもこれくらいするんだーと思いながら帰ってきた。
これを買った目的は、自分たちの好きなやつを見つけるだけでなく、ドイツの友人宅へ遊びにいくときなどのお土産さがしという部分もあり、少し頑張って投資という感じだった。
帰宅して開けてみたらびっくり。
64個のチョコが並ぶプレートの下に・・・
もう一段あった。
128個入りは、アウトレットとして納得のお値打ち品。しかも一列ごとにすべて違うチョコが入っており(もしかしたら白いやつだけは同一)、バリエーションの豊かさがとても有難い。
おもてたんと違った結末。チョコレートガチャで大当たりを引いた気分だった。
実はさー、今回2箱も買っちゃったんだよね。
賞味期限2月だから、ちびちび食べてりゃなくなるかも。
あと妻が職場にチョコレート爆弾の雨を何度か降らせればどうにか。
ベルギー暮らしはひとを狂わせる。
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