Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

うっかり給油しようもんなら

ガソリンをめぐるヒゲキを二度経験した。

最初はオランダからの帰路、デルフトを出発した直後にガソリンタンクがいい感じになっていたので、高速道路のサービスエリアで給油した。

レンタカーを借りて以来はじめての給油、すなわちヨーロッパへ来てはじめての給油。知識不足のため失敗した。

なんの知識かてえとこれがガソリン価格。

オランダはEU諸国のうちでも飛びぬけて高く、たとえばわたしが入れたやつは1リットルが2ユーロ(260円)もした。

日本ではこのところガソリン価格が上がって160円台とかいう話を耳にしていたが、オランダは比べものにならない高さ。

それではEUの他の国はどうかといえば、ベルギーとドイツは1リットル1.5ユーロ(195円)前後で、これでも比較的安いほうだという。ヨーロッパは大変だね。

あのときタンクにはまだそこそこのガソリンが残されており、急いでオランダなんぞで給油せず、もうしばらく走ってベルギーで入れればよかったというなんともケチな失敗談。

幸いにしてスズキくんは燃費がよく、1リットルあたり20km走ってくれるから助かってるけど。

 

ふたつめのヒゲキは、きょうのドイツ行きの道中。

前回の教訓をいかして「ベルギーで給油するもんね!」と高速道路のスタンドに張り切って飛び込んだのだが、ここの具合がよくなかった。

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支払いにVISAのクレジットカードが使えない。わたしのと妻のと何種類かを試したがアカン。

機械が壊れてるんじゃねえのと近くにいたお客さんからアドバイスあり、別の給油機へ。

それでもカードが使えない。

現金で買うためにはコンビニ店内へ行って給油機の番号を告げ、給油量を告げて支払って・・・という、欧米では昔懐かしいあの方式を強いられる。

これのめんどくさいところは、単に満タンにしたい場合、前もって給油量を確定できないから、最初に大目に払っておき、給油後もどってきてお釣りをもらうという1950年代かよな手間がかかること。

はい、そうさせてもらいましたとも。

だけどコンビニの兄ちゃん(英語アマリウマクナイ)がいっていたように給油量が書かれたチケットが給油機から出てくることはなく、それじゃあお釣りがもらえないので、こんな写真を撮って持っていきましたよ。

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「チケット出なかったよ、また故障中?」といったら兄ちゃん、

あっ、そうね・・・

みたいなあいまいな対応で、あれはなにか恥ずかしかったのだろうか、とにかくお釣りはちゃんともらえたけど、モヤモヤの消えない給油体験@ベルギーであった。

 

てな具合で、昨日はフランスきょうはドイツと遊びまわっていることを、行動制限のかかる日本から苦々しく見ておられる方もあるかもしれないのでちょいと説明しておきます。

去年、日本では街の人出が普通に近いレベルであったころ、アメリカではかなり厳しいロックダウンが何か月も続き、わたしたちは買い物にすら出ることのない軟禁生活に耐えながら、テレビに日本の街頭風景が映るたび目を丸くして見ていた。

欧米がこうだったから、日本がああだったから今現在の状況があるのだといっているわけではない。コロナ情勢は予知不能なさまざまな要素によって揺れ動いており、どこの国にもいいときと悪いときがあるということだ。

わたしには家族友人ら大切なひとが日本にたくさんいて、今の状況が一日でも早く好転していくことを願っているけれど、悪いときは歯を食いしばって耐えるほかに方法がない。

そんななかで「きのうはおフランス」なブログを書くことに引っかかりがないわけではないが、これが2021年8月の世界の実態と考え、ありのままに記していこうと思っている。

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