オランダを皮切りにフランス・ドイツとちょこまか動き回っているのだが、ブログの処理速度に問題があってなかなか消化できず、オランダで買ってきたもののまとめすら終わっていない。
家に持ち帰った戦利品を吟味しながらシミジミ思ったことがあったのだがそれは最後に置いといてですね・・・
まずは運河と静謐と知性が光るライデン。
折よく開かれていた日曜マーケットをぶらつく。
まずはオランダ発祥のストロープワッフル。ストロープ(オランダ語のシロップ)を薄い生地ではさんだだけの素朴な味わい。
うろ覚えだけど3.5ユーロ(450円)。観光地物価だと認識しているが、まあ美味しかったよ。
こちらはナッツ類などを売っている店。
よく見ると日本式の煎餅あられ(←このふたつどこが違うの?)がけっこう混ざっており、うっかり買ってしまった。
正価は2ユーロ足らずらしいが、4個買えば5ユーロ(640円)。
味はまだ試していない。
チーズ屋を素通りするわけにはいかない。
何十種類と積み上げてあるなかから選ぶ知識がないので、オランダらしいやつのオススメ2種類ちょーだいと言ったらおかみさん、自信に満ちた表情で取り出してきて、しっかり味見させてくれた。サイズは手で「こんな感じ」と示せばさっさと切ってくれる。
車内にチーズ臭を充満させ、ペニーを思い切り落ち着かない状態にさせながら、オランダ王室にとっての聖地デルフトに移動。
ここはデルフト焼きをちょっと物色するだけのつもりだったが、市場で山盛りになった花々を見てふと足が止まる。
花の国オランダへの敬意のあかしとして多少買い込んでみた。
帰宅したのが夕飯時だったので、簡単なものを準備。
ライデンからデルフト経由でまる一日ペニーさんに楽しんでいただいたチーズの香り。
分け前をご賞味いただかないわけには参りません。
1号2号はとっろとろのやつを、ペニーさんは冷ましたやつを美味しくいただきました。
花を並べてみました。
2種類のバラ、カスミソウ、ヒマワリの合計8.5ユーロ(1090円)。
つくづく思った。
ヨーロッパ、とくにブリュッセルの有難味は、隣接国であれば昼飯を食ってから出かけても十分に楽しめること。
そして、日持ちのしない食品や花などを無造作に買い込んで帰ってこられるのは、近所のスーパーへ行く手軽さと変わらない。
日常生活の延長線上で異国情緒や味わいを楽しむことができるという、こんな幸運に恵まれるとは思っていなかったので、このさきヤバイことになるんじゃと怯えるくらい有難く思っている。
もしも旅行と異文化体験の都合だけでヨーロッパの居住地を選ぶなら、ベルギーしかありまへんやろなあ。
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