船便で届いた家財道具が125箱といったが、わたしたちには大量のモノ持ちという意識がなく、なんでそんな数になるのか不思議に思っていた。
箱を開けるうちにナゾが解けた。
梱包がやたらに丁寧だった。
たとえば小皿一枚が何枚かの紙で包んであるのだが、紙にクッション性を持たせるためグシャグシャにされており、そのせいで膨れ上がり、ハンドボールほどの大きさになっている。
小ぶりなぐい飲みでもソフトボール大。容量1リットルほどの花瓶はホテルのでっかい枕サイズ。
このまま2階の窓から投げても大丈夫ってくらい手厚い梱包を見ながら、125箱にも及んだ理由に合点がいったのである。
ダッカでの箱詰め作業のときは「えっ、こんなんでええの?」と思ったりもしたが、バングラデシュの引っ越し屋さん、たいへんよい仕事をしてくれました。
今回の事故は一件、バングラの思い出に買い求めた鹿の置物の角が折れていたこと。
インテリア系の梱包は若い兄ちゃんが担当していて、ちょっと心配していたところ、やっぱりやられた。角そのものはクッション紙で巻かれていたが、段ボールの中で押し合いへしあいになったとき、やっぱり耐えられなかった。
それでも事故がこれだけというのはたいへん優秀で、アメリカの引っ越し屋なんて人間とも思えないくらいひどい仕事するのと比べれば、アジア人の真面目さというか、そういう感じが有難かった。
ありがとね。
開梱と整理に忙殺された金曜土曜。
フッラフラなのでもう寝ますー。
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