1月末にダッカから送り出した船便(家財道具)が届いた。
朝、そろそろトラックが来る時間だからと路上の様子をうかがってみたら、窓の下に高所作業車みたいなんが停まっていて、もしや!と期待がふくらんだ。
これを搬入に使うのなら、ずいぶん早く済むだろう。道路からわが家までのあいだには
・階段
・鍵が必要なドア2枚
・狭くて遅くて一台しかないエレベーター
という罰ゲームが用意されており、たいへんなのは業者さんだが、時間がかかってしまうことは当方としても有り難くない。
今日はどうなるのかと思って見ていたら、やがて貨物車がやってきて、荷下ろしが始まった。
そして高所作業車、やっぱり引っ越し用やったあー!
籠状ではなくただの平たい台の上にどんどん箱を積み、ウィーンと上げてくる。うちはまあまあ高い階なんだけど、途中で落ちたらどうすんのかねー。
という雑念を頭から追い払えば、窓から荷物が次々に入って来る様子は爽快そのもの。
またたく間に125個の箱が部屋に収まった。
知らなかったんだけど引越し屋さんとの契約は、すべて開梱してブツを所定の位置に置いたり、家具を組み立てたりする内容になっており、こちらは指ひとつ動かさなくても引っ越しが完了するのだという。
同じく国際転勤族だった妻の実家は、家族6人ぶんの荷物がすべて片付くまで業者さんが3日間通ってきたことがあるという。
そんなに長いあいだ家の中を他人がうろうろするのは嫌だし、うちの家財なんて高が知れてるし、それに当方おもわず体が動いてしまう貧乏体質だから、ちゃっちゃと作業に加わって開梱を済ませてしまった。
ところで125箱のうち、たったひとつ未開封のまま地下の納戸行きが確定したものがある。
それはダッカの生活には欠かせなかったものなんだけど、正解した方にはベルギー地ビールセット(6本入り)をプレゼント! してもいいかなー。
答えは空気清浄機。
ダッカでは官給品の大型清浄機4台が24時間うなりを上げる一方で、私物のこれもがんばっていた。
「でもブリュッセルでは要らないねぇ・・・」
つくづく有難いところへ来たもんだ。
それはともかく、これですべての持ち物が揃った。
ペニーは「ホントのわが家」で暮らすことになったんだね、と妻。
ペニーさん、ウェルカム・ホーム!
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