Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

建つのか、21世紀の「バベルの塔」

3ヶ月半留守にしたアメリカへ戻り、強制的な休暇を過ごしているわけだが、場所は前回とほぼ同じところ。

ここはアマゾン第二本社ビルの建築現場のすぐ近くで、進捗状況を見ることができる。

巨大タワーが複数建つというウワサだったのでどんなんなったのかと楽しみにしていたら、まだこんな状態。

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おそらく地下4階くらいから建てはじめ、今は地下1階の床まで来た感じか。工事が遅い気もするが、大きな現場だからこんなものか。

 

アマゾン第二本社はふたつのブロックに分かれており(大きいほうが、小さいほうが)、前回のコロナ退避ではA・Bの間に住んでいた。

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Bの工事はまだ始まっていないが、目に見える。

以前は小規模ながら豊かな森が生き残っていたものが、今はこんなふうになってしまった。

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今はまだA用の資材置き場。だが森は邪魔なものと見えて、次第に姿を消しつつある。

ここにいた小動物たちは、木々のこずえに遊んでいた鳥たちはどうしているのかと少し感傷的な気分になる。

 

こういう変化をたどってB敷地にはどんなビルが建つのかというと、アマゾンは先月こんなプランを発表した。

バベルの塔を思わせる高さ100メートルほどのビルで、従来の四角いビルとちがってストレスを感じさせにくい職場になるという。

螺旋状の通路が森になっており、小動物は無理でも鳥たちは寄ってくるだろう。散歩したら楽しかんべ。

いいなあ、おいらもアマゾンで働きたいなあ・・・

と言っていたら「アラあたし転職してもいいのよ」と妻。

わたしのアマゾン入社はほぼ絶望的だが、妻なら可能性あり。

バベルの塔(うんこビルと呼ぶ人もいる)勤務になる保証はなくとも、社員とその家族であれば出入り可能だろう。

そうやってアメリカに定住することになれば、わたしのフリーランスとしての仕事も市場を開発しやすくなり・・・

といった利点についてペニーはどう思うだろう。

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海外転勤なんかしたくねーわなそりゃ。だけど今んとこ路線変更はなく、お前の飼い主たちは世界をうろうろする暮らしが続くだろう。

申し訳ないがつきあってくれ。たのんます。

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バベルの塔だが、イラストは完成予想図というよりは「デザイナーによるコンセプト」みたいな性格らしく、ほんとにああいうのが建つのかどうかはわからない。

四角いビルと違ってえっらいお金かかるだろうし、世界有数のお金持ち企業とはいえどこまでそれが許されるのか。

一方で、コミュニティセンター・円形劇場・ドッグラン・自転車専用道路、誰でも利用できる2.5エーカーの緑地といった地域貢献が織り込まれており、そこはとってもエライと思う。

がんばって実現してもらいたい。

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