Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

宿さがし難航中

アメリカで来月1ヶ月を滞在する場所さがしに苦労している。

妻の勤め先には、転勤ごとにいったんアメリカへ戻って1ヶ月過ごすべしというルールがあり、その間の宿泊場所は自分で見つけなくてはならない。

このルールは、海外生活のあいだに外国色に染まりすぎて、公務員として(良い意味での)アメリカ・ファーストを守れなくなることや、最悪のばあい愛国心を失ってしまうことへの警戒から生まれたようだ。

仕事には国家機密に触れる部分もあることだし、それなりにリーズナブルな措置だとは思うが、職員にとってはちょっとタイヘン。

 

まず、お金がえらいかかる。

1ヶ月の滞在費は自前で、ホテルにせよアパートにせよだいたい50万円かかる感じ。

アメリカで妙に安いモーテルなんかに泊まるとベッドバグ地獄にはまったりするから、長期であるほどそれなりのグレードの宿でないと辛い。

アパートは、日本のウィークリーマンションのようなものがあるにはあるのだが、料金がバカ高い。

とはいえこの件は、ひとによって事情が大きく変わる。

国内に自宅があってレンタルに出していないひとや、実家などに転がり込めるひとなどはお金がかからない。

うちはもちろん家持ちではない。妻の両親はバージニア州に住んでいて、平常時であれば置いてもらう手もあるが、コロナだから無理。

 

そういうわけで、なんとか安く済ませるためしつこくリサーチしている。 

今は airbnb など民泊の発展で選択肢は増えたが、清潔でペットフレンドリーといったフィルターをかけると、そう多くはない。

多くない理由のひとつは、オーナーから提供される情報の不足。

たとえばこの民泊物件、周辺の大自然がスバラスィー!な写真はたくさんあっても、肝心の物件内部の写真が数が少ないだけでなく、指が写りこんでいたりピンボケだったりして、さっぱり冴えない。

写真に芸術性を求めているわけじゃなく、便利・快適に過ごせる家なのかどうかを知りたいだけなのだが、その程度のおしごとしかできないユルイひとが管理する家に泊まりたいですかって話にもなる。

 

もっとスゴイやつも。

キャンプ場まで手を広げて探していたら、目を疑うような物件に出くわした。

ワシントンDCからクルマで1時間半ほどのところにあるキャンプサイトは、1泊の料金が200ドル。ひと月いたら6000ドル(63万円)。

それだけ取るんだったら星のや富士のグランピングみたいなのを期待してしまうところ、なーんとこちらの物件は軽く期待を裏切り、設備といえば焚火台と洗濯機があるくらい。

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このキャンプ場が「独り占めできる」から63万円といわれてもどうリアクションしていいかわからない。

 

なにが言いたいかというと、アメリカ人はいろいろアバウトなので民泊の選択にはけっこうなリスクがともなう。

このため今のところ民泊は当てにせず、ウィークリーマンション(に似たもの)を中心に探しているわけだが、これは1ベッドルームでも5000ドルからというのが相場。

くっそ贅沢リゾートしたやつがなに言ってんだと?

それはそうかもしれないが、あれは休暇で、これは業務命令によるアメリカ滞在であり、すべて自費ってのがちょっと腑に落ちないのだよ。

そんなわけで来月のわたしたち、下手をすれば車中泊(笑)

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