なんか変なことがたくさんおこるパリ五輪だが、これは納得するなーと思ったのは柔道の男女混合団体戦、ドイツ対韓国。
銅メダルめざして熱戦が行われたわけだが、両国の選手には笑えるほどはっきりとした共通項があった。
それは身だしなみだった。柔道は組み合って動くたび帯から上着がはみ出してぴらぴらするが、そのままでは相手がしっかり組んで来られないから、常に裾を帯の下に収めることが求められる。正々堂々と戦う姿勢やね。
ところが世界にはそのことに無頓着な(というか無視している)選手が多く、審判から何度促されても言うことを聞かないことが多い。
その点日本選手は「本家」だけあって真面目にやっているが、ドイツと韓国もぜんぜん負けてなかったぞ。出てくるやつ出てくるやつ、実に生真面目に柔道着を直す。体が離れるたびサッと裾をたくし込む動作は、ありゃもう無意識ですな。
だから見ていて美しい。少なくともドイツ人と韓国人は武道の美というものを理解してくれてるんじゃないかと、おじさん感激しちゃった。
美しさとは対極にある国際的JUDO、とくにフランスJUDOに辟易させられることが続くなか、韓独選手の美しい戦いぶりは一服の清涼剤となったのである。
ちなみに銅メダルをゲットしたのは韓国。おめでとさんでした。
ペニーさんは正々堂々と日光浴。
ペニーとは、アメリカの1セント銅貨の呼び名。
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