Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ユダヤ人の優雅な休暇

それで庭のマンゴーは美味しかったんかいそうでもなかったんかいと思っておられるかもしれないので白状すると、普通においしいっす。

買ってきたマンゴーには膝から崩れ落ちるほど甘いやつがたまにあるが、そこまでのことはなく、地味目の味ではあるが、家で採れるマンゴーになんの不足がありますかって感じ。これに加えて無限かってほどの桑の実が食卓に並ぶ。

マンゴーについてわかったことは、少なくともうちの木になるやつは、熟す前にどんどん落ちてきます。その時点ですでに虫が卵を産みつけているものや、なんだか知らないが悪くなっているものがけっこうあり、どんどんコンポストに放り込んでいる。

落ちても五体満足でいるやつは持ち帰るが、どれだけ常温保管して熟さないやつが多く、どうだろう、100個の実のうち美味しく食べられるのは20個くらいじゃないか。それでも見上げるたび新しい小さな実が出現しているので、20個食べて終わりってことはないと思う。これは極楽だ。

だが、極楽どころか地獄で暮らしているひともいる。最近入った予約は、イスラエルからのお客さん。少人数にはかなり割高な一棟貸しにふたりで5泊されるというのだから、経済的な余裕が感じられる。

わたしが(ああ... )と思ったのは、その予約が8月中旬のものだったから。

4か月先にどこで遊ぶかを決められるイスラエル人がいる一方で、ガザ地区のパレスチナ人は明日の命すら知れない日々を送っている。

今から4か月先なんて、ネタニヤフの野望が実現してパレスチナ自治区は地上から姿を消しているかもしれない。

そんな思いが浮かんでくるから、わたしは8月に予約を入れてくれたゲストにひとこと尋ねたくなってしまう。あなたはネタニヤフを支持しているのですかと。理不尽な問いだろうけどね。

以上、座して死を待つかのようなガザ地区のパレスチナ人に思いを馳せながら。

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