Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

ニワトリコレラ?!

ペニーを預かってくれたおうちではニワトリを7~8羽飼っていたが、そのうち3羽が、おとといの朝死んでいた。

ヘビ除けのため飼い始めたものだったが、外傷なく暴れたあとも見られないことから、犯人は毒蛇ではなさそう。どうしたのかねえ・・・と首をひねっていたら、家政婦さんがひとこと「ああそれ、ニワトリコレラですね」と。

にわとりこれら?!

一般ピーポーが言ってることだから科学的にどうなのか知らないが、ラオスにはそういうのがあるらしい。人間であれば汚染された水によるコレラ感染が頭に浮かぶが、鳥はどういう仕組みになっているのか。

とにかく「ニワトリコレラ」は鳥インフルのように騒ぐものではないらしく(←あくまでラオス人の口ぶりから類推)、日常生活に組み込まれている存在らしい。

ヒトへの感染はどうか。5羽のニワトリと抱き合って寝るのでもないかぎり大丈夫という雰囲気(あくまで雰囲気)ではあるのだが、なんか落ち着かないところあり。

日本の厚労省のひとに「ニワトリコレラ」と言ったら眉つりあげ目玉ひんむいて非常事態の発表準備を始めるかもしれないが、ラオスではこのように淡々として時が流れている。

ところで鳥の帽子と書いて「えぼし」と読むよな。サムライが被ってたやつ。

実はブッサイクだったともいわれる源義経

最近、滋賀県にある鎌倉時代の墓から、ものすごく保存状態のよい烏帽子が出てきたという。布地に黒漆を塗ったものだというが、条件がととのえば700~800年の時を生き抜けるんだね。

当時のひとびとが烏帽子を被っていた理由は、その形による身分の表示といった役割もあっただろうが、元々は他人に頭頂部を見せるのは不名誉なことという価値観によるものだったらしい。

察しの悪いアテクシでもピンときたね。日本人のお辞儀ってのはそこから来たもんじゃないかと。かっこわるいところをさらけ出すことで相手への敬意や服従を示すという、わかりやす~いコミュニケーション術。

そういえばユダヤ人がよく被ってるキッパは、頭上に神がいることを意識しながら暮らすためとも言われているが、人類のかぶりものの起源はだいたい似たようなルーツをもっているのかも。

なんの話だったっけ。そうだニワトリコレラだ。

こういう話を耳にすると、何もかもが違う土地に住んでることを痛感し、経験としては面白いのだが、感染だけはどんなことがあっても避けたい。苦しいとかそういうことじゃなくて(ちょっとあるけど)かっこ悪いじゃん?ニワトリコレラにかかりましたなんて。

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