妻の職場の安全管理者から一斉メール。公用車に乗るときは必ずシートベルトをするよう、念入りな通知だった。
ラオスの交通事故の多さについてはバイクの無謀運転の恐ろしさを紹介したが、クルマもけっこうスゴイ。最近では、妻もよく利用する公用車が、猛烈な勢いで突っ込んできたクルマと衝突し、吹っ飛んだ。
公用車のドライバーは普段から安全第一の心がけを徹底しており、スピードは遅くブレーキは早く、わたしなんかより余程とろとろ走っているが、どれだけ注意していても避けられない事故はある。
このレベルの事故では、乗員が窓を突き破って飛ばされ重傷・死亡になるケースも多いが、今回はドライバーはもちろん、後席にいた職員もシートベルトを締めており、たいした怪我もなく難を逃れることができた。
ちなみに加害者は当て逃げで姿をくらまし、飲酒運転だった可能性が濃厚。バングラデシュのようなイスラム教国では酔っぱらいドライバーの心配はあまりないが、ラオス人はお酒が好きみたいだし、交通安全教育は皆無に近いようだし、取り締まりやってるところなんて見たことないし、せいぜい自衛をかためるしかないってわけ。
そんなこともあって昨夜のお出かけには配車サービスを利用。Loca というアプリを入れて呼んだらすぐに来てくれた。貧しい国だからボロ錆び車両だろって？新しく清潔な韓国車だったぞ。
このドライバーさんが面白かったのは、後席に乗り込んだわたしたちがシートベルト着用するのをちゃんと振り返って確認してから発車させたこと。保険の兼ね合いなどあって確認するルールになっているんだろうけど、そういうのって守らないひと多いよね。往復で利用したが、ともに穏やかで模範的な運転ぶりで、今後もぜひお世話になりたい。
料金は２ｋｍ（５分ほど）の距離が４万５０００キープ（２ドル２５セント）。おそらくタクシーより安く、そのうえ事前に料金がわかるからありがたい。そもそも流しのタクシーなんて存在しない（に等しい）から、Loca の使い勝手は圧倒的だと思う。
事故に話をもどすと、重大な事故ほど加害者が逃げたり、ろくな保険に入っていなかったりという可能性が高く、こちらはマイカーが大破しても泣き寝入りになる覚悟が必要。その意味でも配車サービスをうまく使っていきたいと思う。
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