ペニーのお腹ぐあいは翌朝になっても目に見える改善がなかったため、獣医さんにう〇ち写真を送って問合せたところ、吐き気がないのなら腸内環境を整えるプロバイオティクスの投与で様子を見るとのことで、サプリを受け取りに行った。
ペニーの診察をしなければ処方できないとかではなく、ノーアポで行って出してくれたから助かった。これを1週間与え、改善しなかったり嘔吐が始まったりしたら受診することに。
必要なのがプロバイオティクスだとすれば、ヨーグルトだって有効かもねペニーさん。
人間用に調整されたものがイヌの腸に効くかどうかはわからないが、下痢気味のからだに水分補給ってだけでも悪くなさそう。
このようにしてペニーの件が前向きな感じになってきた一方、人間のほうはかなりキビシくなってきた。
きのう妻がロンドンへ出かけたのは状況を好転させる材料を求めてのことだったが、そんな努力を蹴散らすような情報が本省の人事からもたらされた。
今は詳細に触れることはしないが、要するにいかなる事情があろうとも任期中の異動は許さないという。
本人や家族の事情により任期中に異動するケースは山ほどある。だが妻の場合はそれが許されない。笑っちゃうほど理不尽なルールによるものだが、その説明も今はひかえておく。
そういうわけで選択肢はふたつ。あと1年このまま勤務するか、退職するか。
このまま勤務はあり得ない。悪魔からのパワハラは日増しにエスカレートしており(これについてもいつか詳細に記したい)、すでに自律神経メタメタの妻はどんなに少なく見積もっても今後1年間で50回は精神崩壊するだろう。
そうなれば退職しかないというのは前回書いたとおりで、そこをなんとか避けて通る方法を模索してきたわけだが、このたび本省からの連絡(そのひとは妻の立場に深く同情し、親身になって方策を考えてくれていた)が来て、それは最後通牒のように重く響いている。
画面のなかで妻が泣きじゃくる。
「自分がもっと我慢すれば」「もっと強ければ」
そんな思いが噴き出してきて止まらない。
それと、上司たちのなかには妻に力を貸すことができる立場のひとが何人かいるのに、全員が悪魔との対決リスクを嫌って知らぬ顔しており、それどころか悪魔のパワーにすがってエラくなるためにパワハラの手伝いをする者すらいる始末で、妻は果てしなく孤独。
こんなとき「俺がいるから・・・」というのは簡単だし、いま彼女が必要としているもののひとつには違いないが、自分自身が無力すぎて笑ってしまう。通話を切ったあとペニーを抱きしめて泣いちまったよマジかホントだよ。
こうなってくると退職しなくて済む条件はただひとつ、悪魔が事故や病気で職場から消えてくれることくらいだろう。
ひどいこと書くね。被害者ぶってるくせに加害者マインドかよと。人を呪わば穴ふたつだぞ。
でも今日だけはここで発散しておく。怒りと毒を吐き出して、これから建設的にならなくちゃいかん。最後に笑うのはこっちだと信じながら。
・・・と言いつつ、ロンドンへ行った妻がラストチャンスにつながる材料をひろってこないか、期待をかけている。
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